不動産担保ビジネスローンとは何か?担保型ビジネスローンのメリット・魅力

個人事業主や零細企業にとって、ビジネスローンはありがたい資金調達の味方ですが、ビジネスローンの中でも有利な条件で資金調達ができるのが、不動産担保ビジネスローンです。

 

本記事では、これから不動産担保ビジネスローンでの資金調達を検討している経営者や経理担当者に向けて不動産担保ビジネスローンとは何か、そのメリットやデメリットなどについて説明します。

 

ビジネスローンとは?

ビジネスローンとは、主に「ノンバンク」と言われる貸金業免許で融資を行う会社が行う融資商品です。

担保や、第3者保証人不要で融資可能な商品も多く、中小企業や、個人事業主でも比較的利用しやすいのが特徴です。

 

銀行からの融資の場合、相談から審査を経て、融資実行されるまでに1ヶ月以上かかるというケースも少なくありません

 

しかし、ビジネスローンの場合、スコアリングモデルと呼ばれる自動化された審査方式を採用しており、相談から融資実行まで、早ければ即日、通常でも、3~4営業日程度で資金調達することが可能です。

 

ビジネスローンの場合、銀行融資に比べて金利は高めとなりますが、柔軟な審査によって資金調達できる可能性が高く、審査スピードの速さ、必要書類などの簡易さから人気の高い融資商品となっています。

 

<関連:ビジネスローンのメリット・デメリット>

役立つノンバンクの融資!!ビジネスローンのメリット・デメリットをご紹介します

 

不動産担保ビジネスローンとは?

次に不動産担保ビジネスローンとは何かについて説明します。

 

不動産担保ビジネスローンはビジネスローンの一種です。ビジネスローンは銀行融資よりも比較的審査の緩い融資で、銀行以外の非金融機関もビジネスローンサービスを提供しています。

 

ビジネスローンはスコアリングシステムという簡単な審査方法を導入することによって、審査コストを削減して銀行融資よりも高めの利子をとることによって、融資先としてリスクの高い企業に対しても融資を行っています。

 

ビジネスローンは、経営者が連帯保証人になれば、他の保証人や担保が無くても無利子・無保証人で融資を行っています。

ただし、どうしても金利が高くなってしまいます。

 

このようなビジネスローンの欠点を補う融資商品が、不動産担保ビジネスローンです。

不動産担保ビジネスローンでは土地や建物などの不動産を担保にいれることによって、通常のビジネスローンよりも低めの金利で規模の大きな融資サービスが受けられます

 

不動産を担保にするとある程度まとまった融資も受けることができるので、複数の金融機関から融資を受けていて返済スケジュール通りに返済するのが困難なので、融資元を一本化したりすることも可能です。

 

ビジネスローンのチェックポイント

 

不動産担保ローンのメリット

では、資金調達を希望される中小企業経営者や個人事業主にとって不動産担保ビジネスローンにどのようなメリットがあるのかについて説明します。

 

低金利での資金調達

まずメリットとして挙げられるのが、通常のビジネスローンよりも低金利で資金調達ができるということです。

不動産担保ビジネスローンでは土地や建物などが担保になっているので、融資を行う金融機関からしてみればリスクの低い融資となります。

融資先が支払えなくなっても、その担保から弁済を受けることが可能なためです。

 

金融機関にとって融資リスクが減少するため、低金利での資金調達が可能になります。

 

高額の融資が受けやすい

一般的に融資額にはその企業の信用に応じて限度額が設定されています。

そして限度額数百万円というケースも少なくなく、そのような信用力の低い企業がある程度融資を受けて限度額に達してしまうとそれ以上の融資を受けることは非常に困難です。

 

しかし、不動産を担保にした場合は、不動産という返済原資ができるので不動産の価値に応じてその限度額が上がります

資産価値の高い不動産を担保にするのならば、何千万円という高額の融資を引き出すことも可能です。

 

返済期間が長い

また、一般的なビジネスローンと比較すると返済期間を長く設定できる不動産担保ビジネスローンも多くなります

通常の融資の場合、未来の企業の業績はどのようになるか予想するのが困難なので、長期間の融資になればなるほど、融資先の業績変動リスクが高くなります。

 

よって信用力の低い会社への貸し付けは、比較的短期で設定されていることが多くなります。

中小企業経営者の中には、銀行から融資を受けているけど、短期の手形貸付や、2~3年返済の証書貸付しか利用できないという方も多いでしょう。

 

短期の融資はせっかく借入できても、毎月の返済額が大きくなるため資金繰りは厳しくなります。

速いペースでの返済を前提としているため、正直、使い勝手が悪いと感じている経営者は多いのではないでしょう

 

しかし、不動産担保ビジネスローンでは不動産という返済原資があり、不動産の価値は変動しにくく、また減る場合もその価値をシミュレーションしやすいので、融資元としても長期間の融資を行いやすくなります。

 

不動産担保ローンなら借入期間が長くできる

 

不動産担保ローンのデメリット

続いて不動産担保ビジネスローンにどのようなデメリットがあるのかについて説明します。

 

返済できなければ不動産を失う

まず、不動産担保ビジネスローンの最も大きいリスクが、返済できなければ不動産を失ってしまうということです。

返済ができ無くなれば不動産は現金化されて、その中から金融機関は元本や利息を回収します。

 

もちろん土地の代金から元本と利息を差し引いた金額は手元には残りますが、お店の土地や建物を担保にしていると営業場所を失って事業が継続できなくなるかもしれません。

 

審査に時間が掛かる

通常のビジネスローンは数日で申し込みから入金まで終わることも珍しくありません。

しかし、不動産担保ビジネスローンの場合は、その不動産の担保評価をしなければならないので、どうしても審査に時間が掛かってしまいます。

 

すぐに融資を受けたい場合は、通常のビジネスローンの方が早いでしょう。

 

登記費用などが必要

また、不動産担保ビジネスローンを利用する場合は、担保にする土地・建物についての鑑定費用や抵当権の登記費用が必要になります。

これらの不動産担保費用を積み重ねていくと、それだけで数十万円となることも少なくありません。

そして、こういった担保設定のための費用は、資金調達者となる申込人負担になります。

 

少額の資金調達を予定している場合、このような手数料を含めて考えると通常のビジネスローンの方が資金調達コストは安いというケースも考えられます。

 

よくある疑問

最後に不動産担保ビジネスローンに関して、質問されることの多い疑問にについて説明します。

 

対象となる不動産は?

まず、問題となるのが、不動産担保ビジネスローンの対象となる不動産は何なのかということです。

 

もちろん融資元の企業によってルールが若干異なるかもしれませんが、不動産であれば更地であってもマンションの一室であったとしても、かなり広範囲の不動産を担保にできる可能性があります

不動産担保ビジネスローンを提供している会社によっては、共有持ち分の一部だけや、底地など、流動性の劣る不動産でも担保として認めてもらえる場合があります。

 

また、住宅ローンを返済中の自宅も不動産担保ビジネスローンの担保になりえますし、所有権者さえ同意すれば、自分に所有権が無い不動産でも担保に設定することが可能です。

 

銀行融資とどちらが良いのか?

土地・建物などの不動産を担保にして銀行から融資を受けるのと、不動産担保ビジネスローンを利用するのとどちらが得かという問題もあります。

 

一般論として銀行融資の方が金利は低くなるでしょう。

しかし、銀行の方が、金利が安くても望んでいた資金調達額まで届かないというケースも考えられます。

銀行融資では「返済能力」を重視するため、担保となる不動産があっても、赤字・債務超過の企業には融資してくれないことがあります。

 

さらに、銀行は担保とする不動産にも厳しいルールがあります。

そのため、流動性の高い不動産(住宅、土地、オフィスビルなど)しか担保として認められないということもあります。

 

但し、銀行で融資が受けられるなら、それに越したことはありません。

金利も低く、メリットは大きいでしょう。ケースによっても異なるので、不動産担保ビジネスローンと並行して、銀行融資の相談もしておいた方が良いでしょう。

 

担保にした不動産を売却できるか

一般論として、抵当権のついている土地でも第三者に売却することが可能です。

ただし、抵当権がついている土地を購入すると、問題は発生した時に土地を手放さなければならなく可能性もあるので、土地が欲しい人も抵当権の設定されている土地は避けます。

つまり、現実的な観点から言えば、担保付きの不動産は売却できません

 

大抵の場合は債権者と相談して抵当権を解除した状態で売却する必要があります。

その際に、借入している金額の全額を返済しなければいけないのか、もしくは一部の返済で解除してもらえるのかは交渉によります。

 

おすすめの商品

実際に不動産担保ビジネスローンとしておすすめの商品をご紹介いたします。これから資金調達をご検討されている方の参考としてご活用ください。

 

エム・アール・エフ

無担保型のビジネスローン・不動産担保ローンならMRFがおすすめです。

中小企業だけでなく、急な資金が必要な個人事業主もご利用可能です。

不動産担保ローンを検討中なら是非、ご相談されてみて下さい。

 

最大借入可能額:3億円

適用金利範囲(契約年率):5.0%~9.6%

 

エム・アール・エフ
4.3



☆個人事業主・法人向けビジネスローン
☆西日本エリアが対象
☆融資残高284億円の実績(2020年2月末時点)

借入可能額(最大)

3億円

適用金利・手数料など

~15%以内

トラストホールディングス

不動産担保型に特化したビジネスローンと言えば、トラストホールディングスです。

幅広い不動産を担保として活用可能で、他社に比べて非常に大きい金額の仕入れが可能となります。

資金使途も原則自由ですので、幅広い目的に利用できる融資商品となります。

 

最大借入可能額:10億円

適用金利範囲(契約年率):3.45%~7.45%

 

不動産担保ローンのご相談はトラストホールディングスへ。無料相談受付中!


あらゆるニーズにお応えする、資金使途自由な不動産担保ローン。
抵当順位不問、借地権・共有持分・底地・収益物件等、どんな不動産でも対応可能。

 

ファクタリングという方法

不動産担保ビジネスローンのデメリットの1つは審査に時間がかかることです。

そのため、緊急の資金調達を希望されている場合には利用しづらいと言えます。そんな時に活用したいのがファクタリングです。

 

ファクタリングとは売掛金を売却することによる資金調達方法です。

借入ではないため、資金調達者が赤字や、債務超過であっても資金調達できる可能性があります。

 

さらに、ファクタリングでは即日~2営業日程度での資金調達が可能です。

緊急の資金調達や、不動産担保ビジネスローンによる借入までの「つなぎ融資」として活用されてみてはいかがでしょうか。

 

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<関連:ファクタリングとは?>

【保存版】注目度の高まるファクタリングとはなに?経営者が知るべき情報を網羅して解説します!

 

まとめ

以上のように不動産担保ビジネスローンとは何なのかについて説明してきました。

 

金利が高いビジネスローンの中でも不動産を担保することによって低金利で融資を受けることが可能なのが不動産担保ビジネスローンです。

もちろん、土地を担保にできる場合は、銀行も融資してくれる場合もあるので、銀行の融資についても相談してみても良いでしょう。

 

不動産担保ビジネスローンは、大量の資金を、長期間にわたって融資を受ける際に向いている資金調達方法です。

不動産を担保にするには土地の鑑定費用や、抵当権の登記費用なども必要になるので低額の資金調達の場合はビジネスローンよりも割高になってしまうかも知れません。

 

また、不動産を担保にするということは、支払えなかった場合その不動産を手放さなければならないので、自身のマイホームなどを担保にすると後々ひどい目に合うかもしれません。

どのような不動産を担保にするかはよく考えた上で不動産担保ビジネスローンを利用した方が良いでしょう。

 

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