住宅ローン金利が低くてお得!?ネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット

住宅金融支援機構のフラット35や財形住宅融資、都市銀行や信用金庫の住宅ローンなど、さまざまな金融機関が住宅ローン商品を提供している中で、楽天銀行や住信SBIネット銀行など、近年多くのネット銀行住宅ローンが注目を集めています。

 

そこで今回は、ネット銀行の住宅ローンを利用するメリット・デメリットやおすすめの人について紹介しています。

この記事を読むことで、ネット銀行の住宅ローンの主な特徴を把握でき、自分に合った住宅ローン商品選びがしやすくなります。

 

住信SBIネット銀行
4.98

★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料

 

ネット銀行住宅ローンのメリット

ネット銀行の住宅ローンは、金利の低さやコストの安さ、申し込み〜契約までの手軽さを魅力に感じ多くの人が利用しています。

ここでは、ネット銀行の住宅ローンを利用する4つのメリットについて見ていきましょう。

 

借入金利が低い

ネット銀行の住宅ローンを利用する最大のメリットは金利が低い点です。ネット銀行は、原則、店舗を持たず人件費などのコストを抑えたローコスト運営を行っています。そのため、一般的な銀行の住宅ローンよりも低金利の住宅ローンを提供できます。

 

ネット銀行を活用すれば、店頭型の銀行で住宅ローンを借りるより、利息・返済額を抑えることが可能です。

下記は、2019年6月時点のネット銀行と主要都市銀行の金利比較です。

 

ネット銀行 

  • 変動金利:0.417%〜
  • 固定金利:0.620%〜
  • 全期間固定金利:0.710%〜

 

主要都市銀行

  • 変動金利:0.470%〜
  • 固定金利:0.645%〜
  • 全期間固定金利:1.140%〜

 

変動・固定・全期間固定と、いずれの金利プランもネット銀行の方が低くなっています。住宅ローンは少しでも金利を低く抑えて、お得に借入したいという方は、ネット銀行がおすすめと言えるでしょう。

 

保証料が不要

住宅ローンを利用する際は、さまざまな手数料などの諸費用がかかり、その諸費用の中で最も高額なのが保証料(保証会社に支払う手数料)です。

保証料は、何らかの理由で住宅ローン返済が滞ってしまったときに、保証会社に代位弁済をしてもらうために支払う費用のことです。

 

金融機関によって保証料の金額は異なりますが、3,000万円の借入れでおよそ60万円前後かかります。

しかし、ネット銀行は保証会社を利用していないため保証料がかかりません。

 

保証料がかからないことで、諸費用を安く抑えることが可能です。

但し、保証料を考える場合、「事務手数料」という別途で必要となる費用もあわせて考える必要があります。

 

通常、「保証料無料」を宣伝する銀行の場合、事務手数料も不要で諸費用が少なくて済む銀行と、保証料の代わりに事務手数料が必要となり、諸費用総額に大差がない銀行があります。

後者の場合、保証料が少ないと安心していると、後で後悔することにもなりますので、注意が必要です。

 

関連:保証料無料はむしろ損?

住宅ローンの「保証料なし」はむしろ損!知らないと失敗する保証料の真実

 

一部繰上返済の手数料が無料

ネット銀行の住宅ローンは、一部繰上返済も手数料無料で実施できます。

店頭型銀行の大部分は、一部繰上返済を行うにも、5,000円〜15,000円程度の手数料がかかり、繰上返済をする度に余計なコストがかかってしまいます。

 

繰り上げ返済を活用すれば、利息の支払い額を低く抑えることができ、住宅ローンを上手に活用するためには大切な手段となります。

しかし、せっかく利息を低く抑えていても、手数料を取られてしまっては損ですよね。

 

しかし、ネット銀行の住宅ローンであれば、コストをかけることなく繰上返済をすることが可能です。

また、ネット銀行によっては、一括繰上返済の手数料も無料な場合があります。

 

ネット銀行住宅ローンで金利・手数料を低く抑えられる

 

Web上で申込可能

一般的に住宅ローンを利用する際は、説明や契約などの際に銀行の窓口へ足を運ぶ必要があるため、仕事で忙しい方にとっては非常に煩わしく感じてしまいます。

特に、平日の銀行営業時間に、1~2時間かけて銀行で相談するのが難しいという方は少なくないでしょう。

 

ネット銀行であれば、仮審査・申込などはWeb上で完結できます。

その後の契約なども郵送でできる銀行も多くなります。そのため、仕事で忙しい方でも空き時間や、帰宅後の時間を利用して、スムーズに進めることが可能です。

 

仮審査までであれば、本人確認書類などの提出もWeb上でできますし(一部郵送)、不明点などはメールや電話で問い合わせできます。

三菱UFJ銀行住宅ローン
4.95




☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在)

その他優遇など

7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>

 

ネット銀行住宅ローンのデメリット

ネット銀行の住宅ローンを利用するメリットだけでなく、デメリットも把握することが大事です。

特に「ネット銀行=審査が甘い、審査が早い」というイメージを持っている人もいるため、ここで紹介するデメリットはしっかりと確認しておきましょう。

 

審査が厳しめ

ネット銀行で住宅ローンを利用する際のデメリットが、一般的な銀行に比べて審査が厳しい傾向にある点です。

ネット銀行は対面での相談・面談がなく、完全に提出する資料だけで審査がおこなわれます。そのため、申込人自体の「人柄」などの人物面は考慮しようがありません。

 

書類上で返済に問題がないと考えられる方にしか融資できないため、審査は厳しめになると言われています。

 

年収基準が400万円以上でないと申込できないネット銀行住宅ローンもあるなど、申し込みの際はある程度の年収が必要です。

年収が低めな場合は、申し込みの前に年収基準を確かめたり、収入合算などを検討しましょう。

 

関連:住宅ローン申込時の収入合算とは?

共働き夫婦なら住宅ローンが借入しやすい!「収入合算」で借りる方法と注意点

 

審査に時間がかかる

ネット銀行の住宅ローンは審査に時間がかかるため、早めに申し込みをすることが大事です。

本人確認書類などはWeb上で提出ができますが、本審査に必要な書類は郵送での提出が必要になります。

 

本人確認書類や収入関連書類、物件関連書類などを準備して郵送でやり取りするため審査が完了するまでに時間がかかります。

できるだけスピーディーに進めるために、必要書類はあらかじめ準備しておくようにしましょう。

 

ネット銀行住宅ローンにもデメリットはある

 

対面相談が利用できない

ネット銀行で住宅ローンを利用する際は、自分自身でしっかりとローン商品のことを調べ、理解したうえで契約を進めることが大事です。

なぜなら、ネット銀行は、担当者が直接対面して1〜10まですべてを説明してはくれることはありません。

 

電話やメールで問い合わせはできますが、あくまでも質問・疑問に答えてくれるだけです。

問い合わせがない=わかっている・理解しているものとして契約が進んでいきます。

 

そのため、住宅ローン商品や金利、諸費用、ローン特約、金利タイプ、、、など、さまざまな住宅ローンの知識をよく理解しておく必要があります。

そして、よく理解しておくことで、本当に自分に合った住宅ローン商品選びができるようになります。

 

なお、住信SBIネット銀行など、一部のネット銀行では、例外的に対面相談にも対応しています。

ネット銀行の低金利を対面相談で利用したいという方は、以下をご参照下さい。

SBIマネープラザ
4.9

SBIマネープラザ

★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

2億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点)

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

団信・全疾病保障付(金利上乗せなし)

 

関連:住宅ローン申込時の収入合算とは?

住信SBIネット銀行なら相談して住宅ローンが借入できる!?ネット銀行の不安を解消できるか?

 

事務手数料が高め

事務手数料とは、借入先の金融機関に支払う費用のことで、金融機関や借入金額によって手数料の金額は異なります。

そして、ネット銀行の住宅ローンは、保証料はかかりませんが、事務手数料が一般的な銀行よりも高めに設定してあります。

 

事務手数料は、3〜5万円程度を定額で支払う場合と借入金額の1〜2%を支払う場合があるため、住宅ローンを利用する前に事務手数料がどれくらいかかるか必ず確認するようにしましょう。

保証料がかからないからと安心せず、保証料や事務手数料、そして諸費用の総額で比較をしてください。

 

ネット銀行住宅ローンが適する人

ネット銀行の住宅ローンはどのような人におすすめなのでしょうか。

メリット・デメリットを踏まえたうえで確認し、利用の参考にしてみましょう。

 

返済額を抑えたい人

ネット銀行の住宅ローンは返済額を抑えたい人におすすめです。

一般的な銀行の住宅ローンよりも金利が低いため、同じ借入金額だったとしても返済額を安く抑えることができます。

 

仮に、3,000万円を元利均等の35年返済で固定金利0.7%で借りた場合は、毎月返済額が8万556円、総返済額は3,383万3,403円です。

同じ条件で金利が0.8%だった場合は、毎月返済額が8万1,918円で総返済額が3,440万5,447円になります。

 

金利が0.1%違うだけで、毎月返済額は1,362円、総返済額は57万2,044円も変わってきます。

少しでも金利が低いネット銀行の住宅ローンを利用すれば、返済額を大きく抑えることが可能です。

 

金利が低い住宅ローンに借り換えすれば支払額を抑えることができる

 

積極的な繰上返済を考えている人

ネット銀行の住宅ローンは、積極的な繰上返済を考えている人におすすめです。

繰上返済をすることで、効果的に利息を減らすことができ、早い時期に多くの繰上返済をするほど高い効果が期待できます。

 

ネット銀行であれば、一部繰上返済手数料が無料なため、余計なコストをかけずに繰上返済を何度でもおこなうことが可能です。

できるだけ繰上返済を実施して、完済時期を早めていきましょう。

 

おすすめのネット銀行

以下では、実際におすすめできる「お得なネット銀行住宅ローン」をご紹介します。

 

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行のお得なネット専用住宅ローン

 

最初にご紹介するのは住信SBIネット銀行です。金利の低さがメリットのネット銀行のなかでも、トップクラスに金利が低いのが住信SBIネット銀行です。変更金利であれば、0.5%以下で借入可能です(2021年1月現在/優遇金利を最大限活用できた場合)。

 

さらに、住信SBI銀行は、ネット銀行の住宅ローンのなかでも、申込できる方の要件が少ないことが魅力です。

他行の住宅ローンのように、最低年収の基準や、勤続年数などの条件が少ないのが特徴です。

 

関連:住信SBIネット銀行の審査基準

住信SBIネット銀行、住宅ローンの審査基準は厳しいの!?住宅ローンを借入する方法を解説します

 

▼住信SBIネット銀行への申込

住信SBIネット銀行
4.98

★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料

 

また、住信SBIネット銀行には、「SBIマネープラザ」も用意されています。

SBIマネープラザとは、住信SBIネット銀行の住宅ローン商品を、「対面での相談」を通して、借入できる相談専門の店舗です。

 

住信SBIネット銀行の対面で相談できる住宅ローン

 

対面相談が可能ですので、ネット銀行のデメリットと言われる「解りにくさ」、「質問しにくさ」を解消することができます。

SBIマネープラザの店舗数は限られていますので、相談ご希望の方は、以下から事前予約が必須となります。

 

▼SBIマネープラザ

SBIマネープラザ
4.9

SBIマネープラザ

★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
★ネット銀行の低金利を対面相談で利用可能
住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

2億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点)

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

団信・全疾病保障付(金利上乗せなし)

 

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行住宅ローン13年連続1位

 

住宅ローンの借換であれば、「三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン」がおすすめです。

本来、三菱UFJ銀行は「店頭型銀行」の代表とも言える銀行です。しかし、三菱UFJ銀行では、店頭相談では利用できない、ネット専用の住宅ローンも提供しています。

 

三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンは、「借り換え」専用の住宅ローンとなりますが、他行に比べて、圧倒的に低い金利がメリットになります。住宅ローンの借換を検討されている方は、是非、検討対象に含められるのがおすすめです。

 

▼三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン(借り替え)

三菱UFJ銀行住宅ローン
4.95




☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
☆変動金利 0.475%(2022年1月現在)
☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在)

その他優遇など

7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>

 

まとめ

ネット銀行の住宅ローンは、低金利で保証料・一部繰上返済手数料がなく、Web上で契約を進めていくことができるため、少しでも返済額を抑えたい人や積極的な繰上返済を考えている人におすすめです。

 

多くのネット銀行があるため、しっかりと比較をしたうえで自分に合った住宅ローンを利用するようにしてください。

 

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