
2018年3月時点の住宅ローン金利は0.5%未満で借入可能なものなど、驚くほどの低金利になっています。過去にフラット35や、銀行の固定金利住宅ローン、借入当初の金利優遇幅は大きかったが、その後縮小する住宅ローンで借入したという方のなかには、「住宅ローンを借り換えすればお得になるかも?」と思っている方も多いでしょう。
2018年3月、住宅ローンの金利を下げるなら変動金利の低さは非常に魅力です。そんな住宅ローンのなかでも、借り換えに使えるものを対象として、各銀行の商品を比較して、お得になる住宅ローンを探しました。
変動金利で選ぶ、お得になる住宅ローンをランキング形式で比較してご紹介します。
Contents
比較の際はここを確認すべき!
「本当にお得になる」住宅ローン選びのポイントを整理しておきましょう。
失敗しないための住宅ローン選びのポイントは、表面上の「金利」だけをみるような表面的な比較/分析をしないことです。住宅ローンのお得さは表面上の金利だけを見ていても解りません。
各銀行毎の住宅ローン商品を比較・分析するために知っておきたい確認点としては、表面上の金利以外にも、以下のようなものがあります。
<チェックポイント>
①金利の優遇幅は借入期間中に変わらないか?
②保証料・事務手数料などの水準
③金利以外のサービスのお得さ
④住宅ローン商品の解りやすさ
なお、最新の住宅ローン金利はこちらで紹介しておりますので、あわせてご確認下さい。
2018年4月最新住宅ローン金利 |
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2018年3月変動金利ランキング |
2018年3月10年固定/20年固定ランキング |
優遇幅が途中で縮小するものに注意
住宅ローンの適用金利は、各銀行ともに(店頭標準金利 – 金利優遇幅)でなりたっています。
例えば、住信SBIネット銀行の変動金利の場合、0.457%(2018年3月時点)で借入可能ですが、これは標準金利2.788%から金利優遇幅2.331%を引いた後の適用金利です。
住信SBIネット銀行の変動金利の場合、「金利優遇幅は借入期間中ずっと変わらない」ので、標準金利が変動しなければ、住宅ローンの適用金利も低いままが維持されます。
しかし、住宅ローンの種類によっては金利優遇幅が借入当初に大きくて、その後、縮小するタイプの住宅ローンも存在します。そのため、標準金利が変わらなくても、借入してから数年たつと、金利が上昇します。
住宅ローンを借入した時に、「金利が低い」と思っても、数年経つと金利が上昇して、結果、割高な住宅ローンになってしまっては意味がありません。住宅ローン選びでは、金利優遇幅がずっと変わらないものか、借入期間中に変わるものかも意識して比較しましょう。
諸費用・保証料に注意
住宅ローン選びで重要なのは金利だけではありません。
住宅ローンを借入する場合に支払う費用には、利息以外にも、保証料・事務手数料といったものがあります。住宅ローンを借入していて支払う費用が利息だけでないことを意識しましょう。
「諸費用」なんてどこも同じと勘違いされている方も多いですが、そんなことはありません。特にネット専業銀行のなかには、諸費用でお得な住宅ローンというものもありますので、注意が必要です。
借入した銀行に支払う総費用で住宅ローンを比較しないと、本当にお得な住宅ローンは解りません。
お得な特典のある商品も!
各銀行の住宅ローン金利/諸費用・保証料を比較した後は、各銀行毎のメリットが他にないかも比較してみましょう。
銀行によっては、住宅ローン金利以外にお得な特典を用意しているものもあります。
例えば、住信SBIネット銀行の場合、「全疾病保障保険」に無料で加入できますし、イオン銀行ならイオングループでの買い物時に使える割引特典がもらえます。
銀行毎の魅力となるポイントがないか確認しておきましょう。
商品の解りやすさ
住宅ローン商品を選ぶうえでは「解りやすさ」が重要です。
各銀行の住宅ローンを比較するうえで重要なのは、金利・諸費用・特典の3ポイントです。単純に金利が低くて、諸費用が安ければ良いのですが、住宅ローン商品の中には、「安く見える」ようにして、実は割高な住宅ローン商品があります。
例えば、住宅ローンを借入する時には、「金利が低い」・「諸費用が低い」のでお得に感じられる住宅ローンが、借入後、金利が割高に上昇してしまう内容になっており、実は「損」というものもあります。
こういった住宅ローンは、商品内容が複雑だったり、説明が不十分など、「解りにくい」住宅ローンになっているので注意してください。商品内容を解りにくくして「誤解」させたり、他行の住宅ローンと比較しにくくしているとしか考えられません。
今回ご報告する住宅ローンランキングでは、商品内容の解りやすさも重視して選んでいます。
住宅ローンランキング
それでは、各銀行の住宅ローンを比較した、変動金利で選ぶ住宅ローンランキングのご報告です。今回比較、発表するのは、住宅ローンを借り換えする場合に使える変動金利ランキングです。
<住宅ローン比較ランキング/借り換え/変動金利>
No. | 銀行名 | 金利(優遇後) | 優遇期間 | 事務手数料・保証料 |
1 |
住信SBIネット 通期引き下げプラン |
0.439% | 借入全期間 | 借入額×2.16% |
変動金利は業界トップ水準の低さです。金利優遇幅は借入期間全期間で変わらないので安心。さらに、「全疾病保障」に無料で加入できる特典付きです。
シンプルで解りやすく、非常にお得な住宅ローンとなっています。住宅ローンの借り換えを検討するなら「外せない」住宅ローンと言って良いでしょう。
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2 |
SBIマネープラザ MR.住宅ローンREAL |
0.439% | 借入全期間 | 借入額×2.16% |
「SBIマネープラザ」(店頭相談)で、対面相談して借入申込できる住宅ローン。住信SBIネット銀行の住宅ローンと同様の商品を、店頭申込専用で取り扱う住宅ローンとなります。
住信SBIネット銀行「MR.住宅ローンREAL」 |
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ネット銀行の低金利と対面の安心感 |
3 |
りそな銀行 WEB限定借り換えローン |
0.440% | 借入全期間 | 借入額×2.16%+3.24万円 |
りそな銀行の住宅ローンは、借り換え限定/WEB申込限定の特別金利が用意されています。都市銀行/店頭型銀行のなかで、群を抜くお得な住宅ローンです。ネット専業銀行と比較しても遜色なく、おすすめの住宅ローンです。
4 | じぶん銀行 | 0.457% | 借入全期間 | 借入額×2.16% |
じぶん銀行は三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で新設したネット専業銀行です。
まだまだ知名度は高くないですが、ネット専業銀行のなかでも競争力の高い銀行です。
「がんんと診断」された時点で住宅ローン残高の50%が免除される「がん50%保障団信」もあります。
5 | 楽天銀行 | 0.527% | 借入全期間 | 32.4万円 |
楽天銀行住宅ローンは、諸費用(保証料・事務手数料)が一律32.4万円です。
住宅ローンの借入額が1,600万円以上なら諸費用は割安になります。「長期8疾病就業不能保障」に無料で加入できるメリットもあり大変お得です。
楽天銀行住宅ローンは、ネット専業銀行のなかで「審査回答」・「契約までの期間」が短く、対応が速いのもおすすめポイントです。
楽天銀行住宅ローン |
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6 | イオン銀行 | 0.57% | 借入全期間 | 借入額×2.16% |
イオンでの買い物が5%オフになる「イオンセレクトクラブ」に5年間加入できます。住宅ローン金利だけでなく、買いものでの割引まで受けられるメリットが一押しです。
まとめ
借り換えに使用したいお得な住宅ローンを比較・ランキング形式で発表しました。
住宅ローン選びでは、金利と諸費用/保証料、事務手数料がポイントです。
今回は特に、最近の住宅ローンの「低さ」を最大限に活用するための変動金利をポイントとして、もっとも変動金利がお得な住宅ローンという切り口でランキングにしてみました。こちらを参考に、是非、住宅ローンの借り換えを成功させて下さい。
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