年収300万円以下でも住宅ローンを借入できる方法は?

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2018年3月現在、住宅ローンは変動金利なら0.5%未満(優遇金利後)、長期の固定金利でも1.3%程度(楽天銀行/フラット35)という低金利で借入できます。

 

購入する物件を間違えなければ、同じ住宅でも「賃料」より「住宅ローン」で支払った方が、負担が軽くなってお得になることも少なくありません。住宅を購入するなら、今こそといっても間違いではないでしょう。

 

そんな時、気になるのは「自分は住宅ローンを借入できる?」ということでしょう。特に、年収300万円以下の方は、住宅ローンを借入できないなんて言われることもあります。

年収300万円以下の方が審査に通過して住宅ローンを借入する方法や借入できる金額をご紹介します。

 

 

年収300万円は借入できる?


年収300万円以下の方は住宅ローンが借入できないと言われることがあります。その理由の1つは、一部の銀行の住宅ローンでは、年収300万円を基準とする申込条件を設けているためでしょう。

 

実際、年収300万円未満の方は、借入申込ができない銀行住宅ローンも存在します。

 

以下に大手銀行の住宅ローン申込条件の一例を記載します。

<住宅ローン年収条件一例>

金融機関と商品名 借入申込できる方
三菱東京UFJ銀行 ・借入時年齢が20歳以上70歳の誕生日まで、完済時80歳の誕生日まで
・保証会社の保証を受けられる人
・団体信用生命保険に加入できる人
・日本国籍の人または永住許可等を受けている外国人
みずほ銀行 ・満20歳以上71歳未満で、最終ご返済時の年齢が満 81 歳未満の人
・保証会社の保証を受けられる人
・団体信用生命保険に加入できる人
・安定した収入のある人
・原則、日本国籍の人または永住許可等を受けている外国人
三井住友銀行 ・満20歳以上満70歳の誕生日まで、完済時満80歳の誕生日まで
・保証会社の保証を受けられる人
・団体信用生命保険に加入できる人
新生銀行 ・20歳以上65歳以下で、かつローン完済時の年齢が80歳未満
・団体信用生命保険への加入資格を有する
・連続した就業2年以上、かつ前年度の税込年収が300万円以上の正社員または契約社員
・自営業の方については、業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得(経費控除後の金額)を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること。お申込人が永住許可のない外国籍の場合は、日本国籍を有している配偶者または永住許可のある外国籍の配偶者が連帯保証人になっていただくこと
住信SBIネット銀行 ・ 満20歳以上借入時満65歳以下で、最終返済時の年齢が満80歳未満である人
・ 安定かつ継続した収入がある人
・ 三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険に加入が認められる人
・ 国内にお住まいの人
楽天銀行 ・お借入時年齢65歳6ヶ月未満で、完済時年齢が満80歳未満のかた
・前年の年収(自営業のかたは申告所得)が、お申込人と連帯債務者合算で400万円以上であるかた
・日本国籍を有するかた、または永住許可等を受けている外国人のかた
・年間返済額の年収に占める割合が、30%~35%以下であるかた
フラット35 ・申し込み時の年齢が70歳未満、最終返済時80歳未満の人
・日本国籍または永住許可を有する人
・年収に占めるすべての借り入れの年間返済額の割合(=返済負担率)が下記基準を満たす人
※年収400万円未満…30%以下、年収400万円以上…35%以下

*2018年3月現在の各社公表資料に基づく

 

上の表では、特に住宅ローンの取り扱い銀行として人気の高い、4つの大手銀行と、2つのネット専業銀行、そしてフラット35を記載しました。

 

このうち、年収条件がある銀行は2行のみです。

新生銀行は年収300万円以上が最低条件であり、楽天銀行は400万円というのが借入申込できる方の最低基準となっています。逆に言えば、この2行を除いた、他の銀行の住宅ローンであれば、年収条件無く、借入申込できることが解ります。

 

つまり、年収300万円未満の方であっても、住宅ローンを借入することは可能です。

 

 

 

年収300万円も審査に通る?


住宅ローンの借入申込ができても、銀行の住宅ローン審査に通らなければ意味がありません。

正直に言えば、年収300万円未満の方が住宅ローン審査に通ることは容易ではありません。そもそも、申込自体を受付していない銀行もある程ですので、審査に通りにくいのも事実です。

 

しかし、年収300万円未満でも借入申込可能としている銀行の場合、住宅ローン審査に通る可能性は必ずあります。重要なのは、審査に通るポイントを押さえて、適切に対応することです。審査のポイントを押さえておけば、年収300万円の方も、住宅ローン審査に通る可能性が高くなります。

 

 

住宅ローンの借入可能額


住宅ローン審査に通る最初のポイントは、年収300万円で借入できる適切な借入可能額を知っておくことです。年収規模に関わらず、適切な金額を超えて借入申込していては、住宅ローン審査に通りません。

 

 

借入可能額の計算方法


年収300万円から借入可能額を計算する場合、「返済負担率」を使用して計算します。

返済負担率というのは、年収に占める一定割合が借入の返済に充てることのできる上限額になるという考え方で、住宅ローンの借入可能額を計算する方法です。

 

仮に、年収300万円のかたが、年間100万円の住宅ローンを返済するとすれば、返済負担率は33.3%(100万円÷年収300万円)となります。

そして、一般的な銀行の場合、年収300万円の方の返済負担率上限は、25~30%として設定しています(詳細は銀行毎に異なる)。

 

つまり、年収300万円の方が、住宅ローンの返済にあてることのできる上限金額(審査における計算)は、75万円~90万円ということになります。また、既にカードローンなどの既存借入がある方は、この返済可能額から、既存借入の返済額を控除することになりますので、住宅ローンとしての借入可能額は減少することになりますので、注意が必要です。

 

 

返済負担率の計算例


それでは、実際に、年収300万円を前提にして、返済負担率を使用して、住宅ローンの借入限度額を計算してみましょう。

 

①住宅ローンを35年間/元利均等返済で/既存借入なし/返済負担率25%

返済負担率25%を前提として、住宅ローンの借入可能額を計算してみましょう。年収300万円で返済負担率25%とすると、年間の返済額は75万円(月々6万円)となります。

 

また、民間銀行の場合、住宅ローンの借入可能額を逆算するにあたっては、金利を3.5~4.0%程度で計算します。2018年3月現在の住宅ローン借入金利(優遇金利適用後)に比べれば、かなり高い金利ですが、これを審査金利と呼びます。変動金利のため、将来の上昇リスクを考慮して、高めの金利で計算しています。

 

そして、これらを前提に、金利3.5%で計算した借入可能額は、1,451万円となります。

 

同条件で返済負担率を30%とすると、年間返済額は90万円(毎月7.5万円)となり、住宅ローンの借入可能額は、1,814万円となります。

 

つまり、年収300万円の方の場合、民間銀行から借入できる住宅ローンの金額は、1,451万円~1,814万円が上限となります。

 

 

②住宅ローンを35年間/元利均等返済で/既存借入あり/返済負担率25%

次に、先ほどの計算前提をもとに、既存借入がある場合の返済可能額を計算してみましょう。

既存借入として、借入限度額50万円のカードローン契約(借入残高10万円)があることを前提にします。

 

カードローンの場合、銀行によって多少の考え方、審査方法は異なりますが、借入限度額の10%を年間返済額として使用することが多いようです。

 

そのため、年収300万円の方の年間返済額は75万円(返済負担率25%)でしたが、既存借入の返済5万円(借入限度額50万円×10%)を控除して、住宅ローンへの返済可能額は70万円として計算されます。

 

この時、住宅ローンの借入可能額は1,351万円に減少します。

先程の既存借入なしの場合に、1,451万円借入できたものが、1,351万円に減少することになります(▲100万円)。

 

カードロ―ンの借入可能額が50万円あることで、住宅ローンの借入可能額は100万円減少するということに注意しておいた方が良いでしょう。

 

 

 

借入可能額を増加させる方法


年収300万円で住宅ローンを借入する場合、最大借入可能額は1,814万円でした(既存借入なし / 返済負担率30%)。

 

しかし、この金額では不足で、もっと大きな金額の住宅ローンを借入したい方もいるでしょう。そんな時、住宅ローンの借入可能額を増加させるために、おすすめの方法は「フラット35」を利用して借入することです。

 

住宅ローン審査において、借入可能額を計算する場合の金利が、民間銀行とフラット35では大きく異なります。民間銀行の場合は、先ほどの例のように、3.5~4.0%の審査金利で計算しました。

一方、フラット35の場合、実際の借入時の金利(2018年3月現在なら1.11%/楽天銀行フラット35・団信あり・35年間借入)で計算できます。

 

フラット35の場合、「借入全期間固定金利」であり、借入後に金利は変動しません。そのため、将来的に金利が上昇するという懸念はありません。フラット35は、借入金利が変動しないので、「高めの金利」で計算する必要がなく、実際の借入時金利で借入可能額を計算することができるのです。

 

 

先程の計算例(住宅ローンを35年間/元利均等返済/既存借入なし/返済負担率30%)の場合、年収300万円の方の民間銀行の住宅ローンの借入可能額は1,814万円となりました。

 

この場合と同様のケースで、民間銀行ではなく、フラット35を借入する場合で計算すると、住宅ローンの借入可能額は、2,609万円になります。

同じ年収300万円でも、住宅ローンの借入可能額は1,814万円から2,609万円と、約800万円増加することになるのです。つまり、民間銀行よりもフラット35の方が、大きな金額の住宅ローンを借入することができます。

 

▼最新の住宅ローン金利はこちらでご確認

2018年4月最新住宅ローン金利

2018年3月変動金利ランキング

2018年3月10年固定/20年固定ランキング

 

 

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借入して良い金額は違う


年収300万円の方が、審査に通過して、借入できる住宅ローンの金額は、以上でご説明した通りです。借入可能額を整理すると以下の通りとなります。

 

<年収300万円/借入可能額>

返済負担率 借入先 借入可能額
25% 民間銀行 1,451万円
30% 民間銀行 1,814万円
25% フラット35 2,087万円
30% フラット35 2,609万円

 

 

年収300万円の方の場合、最大2,609万円を借り入れすることができます。

しかし、住宅ローンを借入する場合、審査を通って借入できる金額と、実際に借り入れして良い金額は異なる可能性がありますので注意が必要です。

 

仮に、2,609万円借入した場合の住宅ローンの毎月返済額は7.5万円/年間90万円になります。この金額を35年間に渡って返済することが本当にできるのかを考えておく必要があります。

 

35年間という長期間になると、ライフプランに応じて収支が変わることもあります。例えば、結婚、出産、育児、子供の学費、定年退職といったケースがあります。こういった時でも、返済を継続できるのかを考えておく必要があります。

 

 

審査に通るポイントは?


年収300万円の方が借入できる金額について解説してきました。

次に重要なのは、実際の銀行の審査に通過することです。年収300万円の方も住宅ローンの借入は可能ですが、審査では不利に扱われることもあります。

 

審査のポイントとなる部分を意識して、準備・対応する必要があります。

 

 

頭金を準備する

フラット35を借入した人に対する全国的な調査では、住宅購入時の頭金の平均は、購入する物件価格の1割程度と言われています(頭金とは諸費用を除き、物件価格に充当する金額のうち、自己資金に相当する部分を指します)。

 

<関連記事:頭金はどれぐらい必要?>

住宅ローンを借入するのに頭金はどれだけ必要?家を買う前に知っておきたい基礎知識

 

年収300万円で住宅ローン審査に通るためには、少なくとも1割程度の頭金は用意しておきたいところです。頭金を用意しておいた方が良いのは、それだけ購入できる住宅の範囲が広がるというだけでなく、住宅ローン審査にとも通りやすくなるからです。

 

住宅ローン審査では、返済負担率の観点だけでなく、担保による保全も確認されています。担保とは、購入する住宅のことです。返済負担率は借入する人の返済能力に注目するポイントですが、担保保全は、借入人が払えなくなった時の銀行の保全の大きさを示す尺度となります。

 

住宅ローンを貸しだす銀行にとって、少しでも頭金が多いほうが、担保による保全が高くなる分、住宅ローン審査に通りやすくなります。

 

 

夫婦合算を利用する

既に結婚されていて、共働き・同一生計の奥さんがいる場合などは、「収入合算」を利用することもできます。収入合算というのは、借入申込人単独の年収でなく、夫婦の世帯年収で住宅ローン審査を受ける方法です。

 

仮に、夫婦それぞれが年収300万円であった場合には、世帯年収を600万円として住宅ローンの審査を受けることができます。もちろん、収入が大きくなる分、住宅ローン審査にも通りやすくなります。

 

但し、夫婦合算を利用して借入する場合には、合算する方(配偶者など)を「連帯保証人」に加える必要があります。また、配偶者が将来仕事を辞めることを予定している場合には、その後の返済負担が重くなって、払えなくなるということが無いように、注意しておく必要があります。

 

<関連記事:収入合算とは?>

共働き夫婦なら住宅ローンが借入しやすい!?「収入合算」で借りる方法と注意点

 

 

既存借入を減らす

既にカードローンや、マイカーローンなどの借入を利用している方の場合、既存借入は出来るだけ減らしておきたいところです。

先程の借入可能額の計算例の場合、カードローンの借入限度額が50万円あることで、住宅ローンの借入可能額は100万円減少しました。さらに、そのカードローンの借入残高が10万円であったとしても、関係なく100万円減少しています。

 

こういった場合、カードローンを完済して、解約しておいた方が住宅ローン審査に通りやすくなりますし、その分、住宅ローンで多く借入できることになります。

なお、カードローンの場合は、借入残高を0円にするだけでは意味がありません。カードローン自体を解約しておく必要があります。

 

住宅ローン審査においては、既存借入があっても、審査に通る可能性はありますが、無い方が、より審査に通りやすくなることは間違いありません。特に、年収面で不利な扱いを受ける可能性がある分、既存借入は少なくして審査を受ける方が良いでしょう。

 

<関連記事:住宅ローンと既存借入の影響>

住宅ローンとフリーローン、カードローンは併用できる!?知らないと失敗する住宅ローン審査のポイント解説

 

 

おすすめの住宅ローン


年収300万円の方が住宅ローンを借入する場合、民間銀行で借入する方法と、フラット35の2種類が選べます。

フラット35の方が大きい金額を借入できる可能性があります。しかし、借入時の金利は民間銀行の方が低く、民間銀行で借入したいという方も多いでしょう。

 

そんな時に、おすすめの銀行は、「住信SBIネット銀行」です。

 

 

住信SBIネット銀行


 

住信SBIネット銀行は、年収条件なく借入申込が可能で、勤続年数、雇用形態などの条件が少なく借入申込ができるのが特徴です。

さらに、住信SBIネット銀行は、借入時の金利が変動金利なら0.457%(2018年3月時点)と、住宅ローン業界のなかでもトップ水準に低いのが特徴です。

 

▼最新の住宅ローン金利はこちら

2018年4月最新住宅ローン金利

2018年3月変動金利ランキング

2018年3月10年固定/20年固定ランキング

 

住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン
団信・全疾病保障の保険料0円!繰上返済手数料0円!ネット専用住宅ローン

 

住信SBIネット銀行では、インターネットでの仮申込で、必要書類なく仮審査を行ってもらうことができます。仮審査の結果、住宅ローンを借入できる可能性が高い場合には、必要書類の提出が依頼されます。

 

仮申込は30分程度で行うこともできますので、まずは仮申込で借入可否を確認してみるのがおすすめです。

 

住信SBIネット銀行の低金利な住宅ローンを店頭申込・対面相談で借入するなら、SBIマネープラザを利用するのもおすすめです。SBIマネープラザの住宅ローンの条件はネットと同水準です。ネット申込と対面相談を選ぶことができるのが、住信SBIネット銀行のおすすめポイントとなります。

 

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ネット銀行の低金利と対面の安心感

 

 

住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット・デメリットをまとめ!!今人気の住宅ローンをプロが徹底解明

 

 

まとめ


年収300万円の方が、銀行の住宅ローン審査に通過して、住宅ローンを借入するための方法を解説してきました。

 

年収300万円の方も、住宅ローンの借入は可能ですが、審査で不利になる可能性は高いでしょう。そもそも、年収300万円未満の方の住宅ローンを受付していない銀行もあります。

 

住宅ローンを借入するには、審査のポイントとなる点を把握して、しっかりと準備・対応する必要があります。

 

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<住宅ローンの関連記事>

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