住宅ローン借入中にがん・脳卒中・心筋梗塞などの病気になるリスクに対象する方法

夢のマイホームを手に入れるために多くの人が契約するのが住宅ローンです。

生涯で最も大きな買い物と呼ばれるマイホームを手に入れるためには、数千万円にも上る金額を借りいれ、30年以上にものぼる長きにわたって返済をする必要があります。

 

30年もの間健康で働き続けることができれば、住宅ローンは返済できるはずですが、万が一にも「癌(がん)」などの重い病気にかかってしまい、治療に専念するために仕事も諦めざるを得なくなる可能性は十分にあります。

今や日本国民の2人に1人が生涯のうちに何らかのガンに罹患すると言われています。

 

がんになるリスクがありながらもマイホームを手に入れるために、住宅ローンを契約する際にどのようなことができるのでしょうか。

仮にがんになってしまったとしても、治療に専念できる環境を構築するためにできる手立てはあるのでしょうか。

 

ここでは住宅ローンの借り入れ中にがんなどの大病になるリスクを考えて、事前にとれる対処方法をご紹介します。

 

通常のがん保険を契約しておく

最も一般的な対処方法は、テレビ CM などでも盛んに喧伝されているがん保険に加入して備えておくということです(アフラックなど有名な保険会社がありますよね)

 

最近のがん保険では、がんと診断されると、治療費のみならず病院への通院費や入院代、差額ベッド代などを保証してくれるなど、様々な保証が充実しています。

また、治療費についても通院費や手術代だけでなく、がんと診断された際に受け取れる一時金のあるものもあります。

 

日夜進歩を続けるがん治療に対応して最新のがん治療を受けたとしても、その費用を保証してくれるなど、がんになってしまった時の治療に本気で向き合うことができます。

このようながん患者の目線に寄り添った保険商品が数多く開発されています。

 

一家の大黒柱である方ががんにかかってしまった場合には、収入保障保険と言ってお給料のように毎月一定額が支払われる保険商品も人気を集めています。

元々収入保障保険は、生命保険の一種として従来から多くの加入者を集めていました。

 

生命保険と言うと加入者が死亡した際に加入者の家族にまとまった一定額の金額が振り込まれる仕組みのものがよく知られていますが、収入保障保険の場合は一時にまとまった金額が振り込まれるのではなく、定められた期間の間で定期的に残された家族の生活費となる保険金が支払われます。

 

最近では、加入者の死亡時だけでなく、がんや三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)などに罹患した場合にも死亡時と同様の保証が受けられる保険商品が増えてきています。

 

従ってがんなどで仕事をすることができない状況に陥った場合を想定して、月々の生活費や住宅ローンに支払われるお金を収入保障保険で賄うのも一つの方法であると言えます。

 

住宅ローン借入時にがん保険に入っておく方法もある

 

団体信用生命保険の特約「ガン保障」

前述の取り、ガン保険などの生命保険に加入しておくのも重要ですが、もっと簡単に利用できるものがあります。

住宅ローンを組む際に契約者がほぼ強制的に加入させられるものに団体信用生命保険があります。

 

団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が借入期間中に死亡した場合に残債を帳消しにするための保険です。

一家の大黒柱が住宅ローンの借入期間中に死亡してしまった場合に、銀行側は住宅ローンを返済する人を失います。

さらに残された家族は一家の大黒柱を失うことにより生活費に困窮することになります。

 

この上、住宅ローンが返済できない時に銀行が抵当として住宅を取り上げてしまうと、残された家族の生活はさらに難しくなってしまいます

 

このような事態を防ぐために、あらかじめ住宅ローンを組む際には団体信用生命保険への加入を強制させ、通常の金利に保険料を含めて資金を徴収しておきます。

そして、銀行としては貸し倒れを防ぎ、残された家族にとっては生活の基盤となる住宅を残せるようにしているのです。

 

もともと団体信用生命保険は、上で述べたような契約者の死亡時のみに対応した保険でした。

 

しかしながら長く続く低金利にあえぐ銀行業界は少しでも収益の拡大を図るために、団体信用生命保険の開発をすすめ 、近年では死亡時だけでなく、がんや脳卒中、急性心筋梗塞(いわゆる三大疾病など)と言った大病を患った際にも同じような保障を受けられる保険商品を開発しました。

 

住宅ローン借入時に同時に加入することができる「疾病特約付き団信」と呼ばれる保険商品がこれにあたります。

疾病特約付き団信は対応している銀行とそうでない銀行がありますので、借入前に良く確認しておくのが良いでしょう。

 

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住宅ローン借入時の特約付き団体信用生命保険とは?

 

団体信用生命保険にがんなどの高度障害特約が付保された住宅ローンがある

 

いわゆる「ガン団信」とは?

特約付き団信の中でもっともポピュラーであるのが、がんであると診断された場合に、住宅ローンの残債の返済負担を軽くする保険商品である「ガン団信」です。

 

がん団信により、返済負担が軽くなる条件は契約によって異なります。

同様にどれだけ返済負担が軽くなるかも契約で定められています。

例えば、じぶん銀行のがん団信では、がんと診断された際にローンの残債が半分になります。

また通常の団信と同様に契約者が亡くなった場合にはローンの残債が全て帳消しになります。

 

通常のがん団信は、通常の団信に加えて特約として条件を追加するものであるので、通常の住宅ローンに数%上乗せして支払うことが求められます。

しかしながら、じぶん銀行や楽天銀行などのネット銀行などでは、銀行が上乗せ分を負担するために契約者が住宅ローンに加えて支払いを追加する必要がありません。

 

ガン団信の注意点

突然襲ってくるがんと、がんの病魔と安心して戦うためにも、住宅ローンの返済に対する負担を軽くすることで治療に専念したいものです。

とはいえ、ガン団信も保険商品の一つであることは言うまでもありません。

ガン団信を利用するうえでは、メリットだけでなく、デメリットも良く理解しておく必要があります。

ここではガン団信の注意点についてご紹介します。

 

ガン団信の契約を途中で止めることはできない

一つ目の注意点は、一度がん団信に加入してしまうと、住宅ローン借入期間中にがん団信の契約を解除することができないという点です。

通常の住宅ローンに上乗せしてがん団信の分保険料を支払うことになりますが、家計状況の変化などで、少しでも住宅ローンに支払う金額を抑えたいという状況に陥ることも考えられます。

 

そのような場合に、ガン団信を解約して、ガン団信の上乗せ保険料の部分だけを解除してもらうことはできません。

ガン団信を契約する際には、住宅ローン借入期間中ずっと保険料を支払い続けることを覚悟しておく必要があります。

 

がん団信がついた住宅ローンを活用

 

借入契約時にしか加入するできない

ガン団信は、住宅ローンの借入契約時にしか加入することができません。

住宅ローンの借入期間中にがんになるかどうかは誰にも予測はできません。

また、将来的に不安があっても、今はまだ若いから不要という方もいるでしょう。

しかし、住宅ローンの団信に付随するがん特約は住宅ローン借入時の同時にしか加入できません。

 

ガン特約付き団信が自分にとって本当に必要かどうかを見極めて加入する必要があります。

 

ガン団信の契約条件

ガン団信の条件は、住宅ローンを契約する銀行によってまちまちです。

ここではガン団信の例として、住信SBIネット銀行をご紹介します。

 

住信SBIネット銀行では、従来から上乗せ金利無しで8つの疾病(ガン、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎のいずれか)に罹患した時には、住宅ローンの残高を帳消しにしてくれる8疾病保障が人気でした。

 

しかしながら2017年6月から8疾病保障だけでなく、精神疾患を除いたすべての疾病及び怪我で就労ができなくなったら最大で12ヶ月間ローンの返済をゼロ円にしてくれるとプランを発表しました(全疾病保障)。

 

加えて、従来から指定されていた80名に罹患し12ヶ月以上就労が不可能であると認定された場合には、ローン残高を帳消しにしてくれるという保証も付いています。

 

保障が充実した住宅ローン

前述の通り、住宅ローン借入期間中のがんや、脳梗塞、心筋梗塞などの大病に備えるには、住宅ローンに付随する団信などをうまく活用することが大切です。

 

しかし、この団信や、疾病特約は住宅ローンを利用する銀行によって大きく内容が異なります。

そのため、病気や就業できなくなるリスクに備えるためには、住宅ローン選びも大切になります。

以下では、こういった疾病保障が充実した住宅ローンをご紹介します。

 

なお、ネット銀行の低金利は興味があるけども、対面相談して借入したいという方にはSBIマネープラザがおすすめです。

SBIマネープラザは、住信SBIネット銀行と同条件の住宅ローンを対面相談で借入することができます。

なお、SBIマネープラザの店舗数は少ないため、以下から予約を行っておくことが必須となります。

 

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行のお得なネット専用住宅ローン

 

住信SBIネット銀行は、住宅ローン金利が業界トップクラスに低いことで人気のある銀行です。

 

さらに、住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、「全疾病保障」に無料で加入できるというメリットがあります。

通常、こういった特約に関する保証は、金利換算で0.2~0.3%程度を上乗せされるのですが、住信SBIネット銀行では無料で保険が付加してもらえます。

 

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住信SBIネット銀行
4.98

★住信SBIネット銀行の住宅ローン
★業界トップクラスの低金利
★新規購入時の通期変動金利は0.32%(2023年5月現在)
★全疾病保障保険の特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利0.32%(借り換え時 0.299%) ※所定の条件を満たした場合の通期変動金利となります※掲載金利は最大金利引下げ幅時の適用金利です。審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

全疾病保障特約を無料で付加、一部繰上げ返済手数料無料

 

住宅ローンの関連記事

 住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査基準は厳しいのか?

 住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・デメリット

 

また、住信SBIネット銀行は「全疾病保障」ですので、がんや脳梗塞、心筋梗塞などはもちろん、その他の病気やケガが原因であっても、就業不能時に住宅ローンの残債を保険がカバーしてくれます。

SBIマネープラザ
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SBIマネープラザ

★SBIマネープラザの住宅ローンサービス
★完全予約制ですのでまずはご予約ください
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住信SBIネット銀行と同水準の低金利
全疾病保障特約を無料で利用できる

借入可能額(最大)

2億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.41%、10年固定金利 0.53% (2021年7月時点)

所要時間

申込から融資実行まで1ヶ月程度

その他優遇など

団信・全疾病保障付(金利上乗せなし)

 

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行住宅ローン13年連続1位

 

三菱UFJ銀行は大手都市銀行ですのでご存知の方も多いでしょう。

そして、三菱UFJ銀行の住宅ローンは13年連続取扱い金額が最も多い住宅ローンとなっています。

つまり、日本で最も選ばれている住宅ローンです。

 

三菱UFJ銀行の7大疾病保障付住宅ローン(充実プラン)がおすすめ!

住宅ローンは長期間返済が続くので、「いざという時が不安」という方には三菱UFJ銀行の7大疾病保障付住宅ローン(ビッグ&セブン)がおすすめです!

万一の時には保険から住宅ローンが支払われますので安心です。住宅ローンに生命保険としての機能も付加できるサービス。

 

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三菱UFJ銀行住宅ローン
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☆三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローン
☆13年連続で日本で最も利用されている住宅ローン
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☆3年固定金利 0.34%、10年固定金利0.74%(2021年4月現在)
☆申込手続きなどはネットで完結
☆7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>も利用できます

借入可能額(最大)

1億円

適用金利・手数料など

変動金利 0.475%、3年固定金利 0.39%、10年固定金利0.74%(2022年1月現在)

その他優遇など

7大疾病保障付き住宅ローン ビッグ&セブン<Plus>

 

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 三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンのメリット・デメリット

 

まとめ

ここまで、住宅ローン借入時に利用できるガン団信についてご紹介してきました。

 

一生のうちで最も高額な買い物である住宅とその資金を用立てる住宅ローンの契約時には、一生返済を続けることができるかどうか考える必要があります。

そのうえでは、予測できない「がん」などの病気についても対応を考えておく必要があります。

 

がんのような大きな病気(3大疾病や5大疾病)は、一度罹患してしまうと高額な治療費が必要です。

さらに、本来であれば治療に専念すべきにもかかわらず、住宅ローンの返済のために仕事を続けなければならないという精神的な負担も大きくなってしまいます。

 

このような負担を少しでも軽減するためにも、住宅ローン借入時には、がんなどの重病に備えて、ガン団信や、疾病保障への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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