住宅ローン5000万円を借入できる年収はいくら?5000万円を借入すると月々の返済はいくら必要になるのか?

住宅ローン
Pocket
LinkedIn にシェア
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加

金利が過去にないほど低くなっている今だからこそ、住宅を購入したいと思っている方は多いでしょう。しかし、東京都内や、全国の大都市圏など、住宅価格が5000万円を超えることも少なくありません。

 

5000万円の住宅をフルローンで購入するとして、住宅ローン審査に通過して借入するためには年収はいくら必要でしょうか。また、5000万円の住宅ローンを借入できたとして、借入後の月々の返済額はいくらになるでしょうか。

 

住宅ローンで5000万円借入することを審査と返済の両面から説明します。

 

 

住宅ローン借入時の注意点


住宅ローンを借入する場合、気を付けておきたい、いくつかのポイントがあります。住宅ローン借入時には、「審査に通過して借入できるか」だけでなく、借入した後に「ちゃんと返済出来るか」や、借入する際の費用がどれだけ必要かなどのポイントが大切です。

 

<知っておきたいポイント>

・月々/年間の返済額

・完済までの総返済額

・5000万円借入する諸費用

・5000万円の審査に通過できる年収

 

今回は、住宅ローンで5000万円を借入する場合を対象として、これらのポイントをご説明していきます。

 

 

5000万円借入時の返済額


最初に5000万円の住宅ローンを借入する場合、毎月の返済額がどれだけになるのかから考えていきましょう。「5000万円の住宅ローン審査」というのは、毎月・年間の返済額の延長戦上で計算できますので、最初は返済額からとなります。

 

住宅ローンを借入すれば、もちろん借入した元金だけでなく、利息も発生します。利息は、金利条件や、借入期間などでも変化します。

これから住宅ローンで5000万円借入する場合に、毎月、年間、それに借入期間全体で、金利を含めてどれだけ支払う必要があるのかをご説明していきましょう。

 

 

35年間で借入する場合


住宅ローンで、5000万円を借りるにあたり、35年間で借入する場合から計算しましょう。35年間とは一般的な住宅ローンで借入できる「最長期間」です。

最も長めに借入する分、35年間の借り入れは、月々や年間の返済額を低めに抑えることができます。

 

<借入の前提条件>

5000万円を元利均等返済方式、借入期間35年、借入金利1.0%、ボーナス返済なし(毎月返済のみ)で借入するものとして計算します。金利は1.0%のまま変動しないものと仮定します。

 

この条件で計算すると、5000万円の住宅ローンに対する返済額は月額142千円/年間170.4万円となります。35年間での総返済額は5,928万円となります。

つまり、5000万円を35年間借入したことによる利息は928万円ということですね。

 

 

金利が上昇する影響は?


先程の計算では、金利1.0%が35年間継続する前提で計算しました(35年間を通じての平均金利が1.0%という前提ですね)。現在の住宅ローンの金利水準であれば、金利優遇後に1.0%以内で借入できる住宅ローンはたくさんありますので、妥当な水準の金利だと思われます。

 

<住宅ローンの直近金利はこちら>

2018年4月最新住宅ローン金利

2018年3月変動金利ランキング

2018年3月10年固定/20年固定ランキング

 

しかし、住宅ローンは長期間借入しますので、景気変動などで、金利が変動するリスクも忘れてはいけません。住宅ローン5000万円を借入して、金利が平均1.5%に上昇する影響を確認してみましょう。

 

5000万円の住宅ローンを、金利1.5%で借入する場合(その他条件は先ほど同様)、月々の返済額は15.4万円、年間で184.8万円の返済が必要になります。

 

さらに、35年間の総返済額は6,430万円となります。1.0%で5000万円の住宅ローンを借入する場合に比べて、月々1.2万円、年間14.4万円、総返済額で502万円が増加することがわかります。住宅ローンで5000万円を借入すると、金利が0.5%上昇することで、総返済額も500万円以上増加することになります。

 

 

金利が0.5%に下降すると?


前述の計算と前提を変えず、住宅ローン5000万円の借入で、金利が1.0%→0.5%に減少する場合も計算してみましょう。先程の金利が上昇する場合と逆の計算をするということですね。

この時、毎月の返済額は13万円、年間返済額156万円、総返済額は5,452万円となります。

 

つまり、金利の範囲を0.5%~1.5%として、住宅ローン5000万円を35年間借入すると、毎月の返済額は13万円~15.4万円の範囲内になります。

 

以上、5000万円の住宅ローンを35年間で借り入れする場合の返済額を一覧にすると以下となります。

 

<5000万円借入時の返済額/35年間借入時>

返済\金利 0.5% 1.0% 1.5%
毎月返済額 13.0万円 14.2万円 15.4万円
年間返済額 156万円 170.4万円 184.8万円
総返済額 5,452万円 5,928万円 6,430万円

 

 

<低金利の住宅ローンなら住信SBIがおすすめ>

住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン
団信・全疾病保障の保険料0円!繰上返済手数料0円!ネット専用住宅ローン

 

 

25年間で借入する場合は?


住宅ローン5000万円を35年間借入した場合の月々の返済額は13万円~15.4万円の範囲内となりました。

 

次に、同じく住宅ローン5000万円を10年間短縮して、25年間で借入する場合についても確認しておきましょう。この時、先ほどと同様に、金利を0.5~1.5%で計算すると、返済額は以下となります。

 

<5000万円借入時の返済額/25年間借入時>

返済\金利 0.5% 1.0% 1.5%
毎月返済額 17.8万円 18.9万円 20.0万円
年間返済額 213.6万円 226.8万円 240.0万円
総返済額 5,321万円 5,654万円 6,000万円

 

住宅ローン5,000万円を25年間で借入した場合の月々返済額は17.8万円~20万円になります。35年間で借入する場合に比べて、月々の返済額は4.4万円~4.6万円、年間返済額は55.2万円~57.6万円ほど増加することになります。

 

一方で、借入期間を10年間短くすることで、総返済額は、130万円~430万円ほど減少させる効果があります(金利によって大きく相違)。月々の返済額が約4万円、年間で55万円の支払増加は大きいですが、総返済額を下げる効果は魅力ですね。

 

 

15年間で借入する場合


更に、住宅ローンの借入期間を10年間短縮して、15年間で5000万円を借入する場合を確認しておきましょう。

 

<5000万円借入時の返済額/15年間借入時>

返済\金利 0.5% 1.0% 1.5%
毎月返済額 28.9万円 30.0万円 31.1万円
年間返済額 346.8万円 360.0万円 373.2万円
総返済額 5,191万円 5,387万円 5,587万円

 

住宅ローン5,000万円を15年間で借入した場合の月々返済額は28.9万円~31.1万円になります。35年間で借入する場合に比べて、月々の返済額は15.7万円~15.9万円、年間返済額は190万円近く増加することになります。さすがに、毎月の返済を30万円前後支払える方というのは限られるでしょう。かなり高額な年収の方や、夫婦共働きで、それぞれに所得の高い方になるでしょう。

 

以上の通り、住宅ローン5000万円を借入した場合の返済額を、金利別・期間別でシミュレーションした場合の返済額は以上の通りです。

 

5000万円の住宅ローンを借入する場合の、月々返済額と、年間返済額を整理すると、それぞれ以下の通りとなります。借入期間毎・借入金利毎の月々返済額/年間返済額の違いが解るでしょう。

 

<5000万円借入時の月々返済額>

借入期間\金利 0.5% 1.0% 1.5%
35年間 13.0万円 14.2万円 15.4万円
25年間 17.8万円 18.9万円 20.0万円
15年間 28.9万円 30.0万円 31.1万円

 

 

<5000万円借入時の年間返済額>

借入期間\金利 0.5% 1.0% 1.5%
35年間 156万円 170.4万円 184.8万円
25年間 213.6万円 226.8万円 240.0万円
15年間 346.8万円 360.0万円 373.2万円

 

 

 

5000万円を借入できる条件


次に、今回の2つ目のテーマである「住宅ローン5000万円を借入できる人の条件」を説明しましょう。

銀行の住宅ローン審査においては、住宅ローンの借入可能額は、年収の影響を大きく受けます。

 

銀行の住宅ローン審査においては、借入可能額は「返済負担率」という指標で計算されます。返済負担率とは、年収のうち25~35%を住宅ローンの返済に充てることができるという前提で、借入可能額を計算する方法です。

毎年の返済可能額を決めれば、返済可能額から借入可能額を逆算することができます。

 

 

なお、返済負担率の計算では、銀行毎に以下のような条件が異なります。

①返済負担率の上限を30~35%

②年間返済可能額から借入可能額を計算する際の住宅ローンの前提(3.0~4.0%)

 

銀行毎で審査基準が異なるため、計算結果は多少異なります。

今回は平均的な水準として、返済負担率35%、審査上の計算金利3.5%として、住宅ローンの借入可能額を計算することにします。

 

<年収別・住宅ローンの借入可能額>

年収\借入可能額

年間返済可能額
(返済負担率35%)
借入可能額
35年間
借入可能額
25年間
年収500万円 175万円 3,532万円 2,916万円
年収600万円 210万円 4,234万円 3,495万円
年収700万円 245万円 4,935万円 4,074万円
年収800万円 280万円 5,637万円 4,654万円
年収900万円 315万円 6,363万円 5,253万円
年収1,000万円 350万円 7,065万円

5,832万円

 

年収別に返済負担率を35%、借入可能額を計算する際の審査金利を3.5%として計算した場合の借入可能額は以上の通りとなります。

 

住宅ローンを35年間で借入する場合、5,000万円の借入を銀行の審査で認められる可能性があるのは年収700万円~800万円(およそ710万円以上)となり、25年間で借入できる可能性のある年収は800万円~900万円(およそ860万円以上)となります。

 

35年間での借入を前提とすれば、年収710万円以上の方は、銀行の審査に通過して、住宅ローン5,000万円を借入できる可能性があります。

 

なお、住宅ローンの審査基準は前述の通り銀行毎に多少異なります。

さらに、住宅ローン審査は、購入する住宅の担保評価額や、年齢、勤続年数、勤務先、家族構成、頭金の有無などを総合して行われます。そのため、実際の審査結果は異なる可能性がありますので、ご注意下さい。

 

<関連記事:自分で計算できる借入可能額>

住宅ローンの借入可能額を知っておきましょう!!自分でできる計算方法

 

 

審査通過を確実にするには?


審査に通過して、5000万円の住宅ローンを借入するためには、年収から計算する返済負担率の基準が非常に重要です。年収が銀行の審査基準を超えていないと、5000万円の住宅ローンを借り入れするのは難しいでしょう。

 

しかし、年収が審査基準を超えているからと言って、それだけで住宅ローン審査に通過できる訳ではありません。審査に通過するためには、以下のようなポイントもおさえておく必要があります。

 

 

既存借入が多くないか?

住宅ローン審査では、既存借入の状況も大きく影響します。既存借入があっても、住宅ローンを借り入れすることはできます。しかし、借入残高や件数によって、住宅ローンの借入可能額が減少してしまったり、そもそも件数・借入額が大きすぎると審査に通過できなくなります。

 

住宅ローンで5000万円を借り入れする場合、かなり高額での審査を受けることになりますので、銀行の審査基準も厳しくなります。そのため、出来るだけ既存借入は無くしておきたいところです。特に、カードローンでの借入が3件以上あると、審査通過は難しいと考えておいた方が良いでしょう。

住宅ローンの借入申込前に、カードローンなどの借入は完済しておきたいところです。

 

<関連記事:住宅ローン既存借入の影響>

銀行や消費者金融から既存借入があっても住宅ローンの審査には通る!?

 

 

 

事故情報がないこと

既存借入がある方は、延滞や、債務整理(自己破産など)を行ってしまうと住宅ローン審査に通らなくなります。延滞や、債務整理のことを事故情報とか、金融事故と呼ぶこともあります。

事故情報を、銀行は個人信用情報という、金融機関同士の情報共有サービスによって知ることが出来ます。そのため、延滞をした銀行など以外で住宅ローンを申込みしても、事故情報は判明してしまいます。

 

一旦、個人信用情報に事故情報が掲載されると、数年間消えることがありません。そのため、その後の住宅ローン借入は難しくなってしまいます。

 

 

理想は10%以上の頭金

住宅ローンを借り入れする際には、住宅購入価格の10%以上の頭金を用意しておきたいところです。現在は、頭金0円で、100%住宅ローンだけで購入することも可能(フルローンと呼びます)ですが、審査ではやや厳しめに評価されることになります。

 

5000万円の住宅ローン審査では、返済能力を厳しく評価されます。5000万円という高額な住宅ローン、高額な住宅を購入するのに、「自己資金を用意していない」ということが審査にマイナス影響を与えることもあります。

 

頭金が多ければ、銀行は担保(住宅)による保全も高くなり、借入人が返済できなくなった時の貸し倒れリスクが低くなります。そのため、頭金が多い方が、同じ5000万円の住宅ローン審査であっても審査に通りやすくなります。

 

頭金は10%を目標に、少しでも多く準備しておきたいところです。

 

 

勤続年数は最低1年以上

住宅ローン審査では、勤続年数を重要視されます。

大部分の銀行では、住宅ローン審査において勤続年数を審査項目に加えています。そして、住宅ローンの審査基準が厳しい銀行では、現在の勤務先で、3年以上勤続していることが必要という銀行すらあります。

 

5000万円の住宅ローン申込では、勤続年数3年以上が理想ですが、少なくとも1年以上の勤続年数は維持したいところです。勤続年数が1年以上あれば、審査基準を満たして審査対象になる銀行も見つかるでしょう。

 

転職、退職の予定がある方は、極力退職前に住宅ローンの借入を終わらせておきたいところです。

 

<関連記事:勤続年数が短くても借入する方法>

勤続年数が短くても住宅ローンは借入できる!!審査に通過するポイントとおすすめ銀行をご紹介

 

 

5000万円借入する費用は?


住宅ローンを借入するには費用がかかるのをご存知でしょうか?

借入当初に支払う必要がある費用が多く、「現預金」として準備しておく必要があります。5000万円の住宅ローンを借入する予定であれば、どれだけ費用がかかるのかを知っておきましょう。

 

<住宅ローン諸費用の一覧>

費用の項目 金額目安 補足説明
事務手数料・保証料 108万円~113万円 借入金額×2.16%+3~5万円
印紙代 2万円 5000万円超は6万円
登記費用 25万円前後 借入額の0.4%+司法書士手数料
火災保険料 契約次第 火災保険は契約期間/補償内容で変動します

 

 

住宅ローン借入時に、特に影響が大きいのは、銀行の事務手数料+保証料になります。

平均的な「事務手数料+保証料」の相場は、借入金額×2%+3~5万円(税別)となります。

 

ほとんどの銀行で事務手数料+保証料は必要です。「保証料無料」と紹介されている住宅ローンであっても、その分を事務手数料として請求したり、その分を金利に上乗せされていますので、保証料・事務手数料が少ない住宅ローンというのは、ほとんどありません。

 

現在借入可能な住宅ローンのなかで、最も保証料・事務手数料が低いと思われるのは、楽天銀行の住宅ローンです。5000万円の住宅ローン借入時は、通常100万円以上必要ですが、楽天銀行なら32.4万円で済むのが特徴です。

 

<楽天銀行の住宅ローンをご紹介>

楽天銀行住宅ローン
▼ご相談はこちら▼

 

 

登記費用が意外と高い


住宅ローンを借入する場合、抵当権設定費用(登記費用)が必要です。

抵当権は、住宅ローンを借入した人が返済できなくなった場合に、住宅を売却して、銀行が売却代金から住宅ローンの返済に充てるための手続きです。

 

抵当権設定費用(登記費用)は、「登録免許税(税金)+司法書士手数料」で構成されます。

 

登録免許税は、原則、借入額の0.4%であり、住宅ローン5000万円を借入するなら、20万円(5000万円×0.4%)を納付する必要があります。司法書士手数料はおおよそ3~5万円程度+交通費になります。

 

 

まとめ


5000万円の住宅ローンを借り入れする場合の返済額や、住宅ローン審査に通過するための年収基準などをご説明しました。

 

住宅ローン5000万円を借り入れする場合、最長となる35年間で借り入れしても、月々13~15.4万円(年間150~185万円)の返済が必要になります。さらに、借入期間を短くすれば、返済額が増加することになります。

 

また、5000万円の住宅ローンを借り入れする場合には、年収は少なくとも710万円以上が必要と言えるでしょう。これから住宅ローンを借り入れする方は、是非、参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

外部ランキング  

ローン・住宅ローンランキング
にほんブログ村 その他生活ブログ キャッシング・消費者金融へ
にほんブログ村

 

<関連記事:住宅ローンの関連記事>

住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット・デメリットをまとめ!!今人気の住宅ローンをプロが徹底解明

 

申込前に知っておきたい住宅ローンの審査基準!審査落ちの理由を知れば必ず借入できる!

 

Pocket
LinkedIn にシェア
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

住宅ローン
住宅ローンの最大借入可能額は!? 元住宅ローン担当者が銀行が使う「年収倍率」と「返済負担率」を教えます

住宅ローンでいくらまで借入ができるのかを教えます。銀行で行っている計算方法です。

住宅ローン
2018年4月 住宅ローン金利・諸費用の比較ランキング

2018年4月に借入する場合に適用される「主要行の住宅ローン金利・諸費用」など整理・比較したランキン …

住宅ローン
住宅ローンの10年固定金利の借入はおすすめ?変動金利との選択に迷ったら確認して欲しいこと

住宅ローンを借入する時、選択しないといけない重要なものに、「変動金利」と「固定金利」のどちらを利用す …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。