赤字でも銀行融資を受けられる?中小企業が知っておきたい資金調達のポイント

資金繰りが厳しくなってきたため融資を受けたいが、前期の決算が赤字で終了した場合でも融資を受けることができるのでしょうか。一般的に銀行は赤字だと融資を渋るイメージがあります。実際に業況が悪くなれば足元を見て融資を断られたという話もよく聞くものです。

 

しかし、実際銀行は赤字であるという理由だけで融資を断るのでしょうか。実は、赤字でも融資を受けれたという事例はたくさんあり、融資を断られるのは赤字だけが原因ではありません。

 

この記事を読めば

・銀行員が何を基準に融資判断しているのか

・赤字でも融資を受けられるパターン

・融資を受けるための対応策

が分かりますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

 

赤字でも銀行融資は受けられる

結論から言えば、赤字でも銀行から融資を受けれます。赤字だからと言って、すぐ融資を受けられなくなるわけではありません。

 

しかし、赤字で決算を終えるということは、何かしらの理由で、事業で収益を取れていないということになります。事業で収益を取れていないということは、倒産や、受けた融資を返済できなくなるリスクも高くなりますので、、銀行から融資を受ける際は今後の全面的な事業改善を求められます。

 

赤字が一過性の原因によるものであえり、その理由を説明できるのであればそこまで大きな問題として銀行側は判断しません。逆に長期的に赤字が続いている場合は融資を受けるのは難しいと考えていた方が良いでしょう。

 

 

銀行が融資審査を行う際の判断基準

銀行員は、決算書8割、その他の情報(事業の理念、会社・社長の経歴、競合他社の存在)2割で融資の決定をするとも言われています。つまり、決算書が非常に重要であり、決算書が悪ければ、融資を受けるのは難しくなってしまいます。

 

まずは、決算書を正しく理解して、銀行と交渉できるだけの力を付けることが経営者として大切なスキルと言えます。それでは、決算書の内容について、銀行員が意識する特に重要な点を解説していきます。

 

貸借対照表のポイント

決算書というと損益計算書で「赤字」、「黒字」について意識しがちですが、貸借対照表も見られています。銀行員が貸借対照表で最初に見るのは「債務超過ではないか」という点です。

 

債務超過とは、資産が負債を超えている状態をいいます。

 

簡単に言えば、借入金や、買掛金、支払い手形など返還を要する債務(負債)が増加してしまい、会社の資産より多い状態を債務超過と言います。債務超過は貸借対照表の右下にある純資産がマイナスになっている状態です。

 

ただし、特に中小企業などにおいては、長期借入金の「役員借入金」を会社の資本として見る傾向があり、銀行としてはその点を気にしていない場合が多いです。銀行調達より、役員からの借入の方が安全として見る銀行もあります。(特に役員報酬が高い場合にはこの傾向が強くなります。)

 

損益計算書のポイント

銀行員が融資審査で最も重視するのは、やはり「損益計算書」です。

 

損益計算書を見れば、会社が決算期間(通常1年間)でどれだけ利益を生み出しているかが解ります。会社は利益をあげるための組織とも考えられますので、損益計算書は会社の1年間の成績を表しているとも言えます。

 

一般的に利益が出ていない事業は事業として成り立っていないことを意味しますので、何かしらの経営改善が求められます。

 

なお、利益と言っても、損益計算書の利益には、営業利益、経常利益、当期利益など、段階的な利益が存在します。このなかで特に重要なのは営業利益や経常利益です。営業利益や経常利益が赤字である場合、会社の本業自体に利益を出す能力がないと判断されてしまいます。

 

融資審査でみる損益計算書のポイント

 

 

銀行が赤字事業でも融資をする場合

決算書が赤字であっても融資をするパターンはいくつか存在します。もしこのパターンに該当する場合は諦めずに相談してみることをおすすめします。

 

一過性の原因で赤字になった

例えば、大規模な災害によって売上減少したことや、修繕費などの経費が増加したこと、事故により一時的に保険料が増加したことなどにより支出が増えてしまった場合や、引き当てや退職金支払いなどで赤字決算となった場合などは、一過性の赤字(事業自体の直接的な原因が薄い)と判断されることがあります。

 

一過性の赤字の場合、会社として経営改善などを行わなくても、翌期には自然と問題が改善して、黒字化することが予想されます。そのため、一過性要因を理由とする赤字であれば融資を受けられる可能性も高くなります。

 

ただし、融資を受ける際には以下の点に注意する必要があります。

 

・単発の損失である場合、損失が発生した理由、損失の妥当性が説明できる

・経理処理が適正になされている

・単発の赤字であるため、来期は黒字転換できる理由がある

 

特に、一過性の赤字であるという証拠や、長期収支計画書などが根拠をもって作成されていない場合は、銀行も融資を渋る可能性があります。一時的な要因が理由であり、翌期に問題が解消されることが解る資料をしっかりと準備しておきましょう。

 

創業して間もない時期の赤字

創業して間もない場合、すぐに黒字化することが難しく、赤字決算となることは少なくありません。

見込みよりも売上が伸びない、経費ばかりかかってしまうということはよくある話で、銀行員もそのような目線で考えてくれますし、創業者向けの融資商品を用意している銀行もありますので、十分に融資を受けられる可能性があります。

 

ただし、創業して間もない場合の赤字であっても以下の点が対応が必要です。

・赤字の原因と対策が説明できる

・半年から一年程度で黒字化できる収支計画がある

 

以上の二点が根拠をもって証明される必要があります。また、黒字転換するまでの具体的な対策が数字を根拠に証明されている必要もあり、創業時に作成した事業計画書などを基に作成しておくと良いでしょう。

 

特に、「目標が達成できなかった理由」と「それに対する対策案」が根拠に基づいて説明できるのであれば銀行も融資審査を通しやすくなります。どの程度の赤字決算であるかにも左右されますが、あまり多額でない場合は、以上の二点を具体的に提示することで銀行が赤字でも融資をしてくれる可能性があります。

 

創業して間もない時期の赤字なら資金調達できる可能性がある

 

赤字でも融資を返せる資料・資産がある

決算書が赤字の場合であっても、保全となる担保が取れたり、現預金などの資力が多い場合、また関連会社などで返済能力のある会社からの連帯保証が受けられる場合などは融資を行いやすくなります。

 

銀行は貸したお金を問題なく返してもらえそうなら融資を行いやすくなります。つまり、長期的に赤字であっても、その債権を回収できるだけの視力が会社にあるのであれば、融資を行ってくれる可能性があります。

 

ただし、銀行として最も望むのは会社があげた利益で返済を行ってくれることと、長期的に取引を継続することです。そのため、例え担保などを処分すれば融資を回収できるとしても、会社自体の事業が改善していく見込みが立たないのであれば融資を断る可能性が高くなっていきます。

 

 

おすすめのファクタリング会社

赤字で銀行融資が受けられないと困っている事業者はファクタリングの利用を検討されてみることをおすすめします。ファクタリングとは売掛債権の回収期日前の売却による資金調達方法です。売掛債権の売却であり、借入ではありません。そのため、赤字であっても資金調達できる可能性は十分にあります。

 

さらに、ファクタリング会社選びでは1社だけに相談するのではなく、3~4社程度のファクタリング会社に同時並行で相談・比較して選択することが重要です。

 

急な資金調達に対応できる「ファクタリング」とは?メリット・デメリットから活用方法を大公開

 

三共サービス

三共サービスのファクタリングサービスをご紹介

最大買取可能額:1億円

ファクタリング利用時に必ず検討対象に加えたいのが三共サービスです。

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適用金利・手数料など

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2社間・3社間ファクタリングも利用可能

資金調達限度額

3億円

利用できる方の条件

個人事業主・法人ともに可能

 

ビートレーディング

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ビートレーディングは、知名度・口コミ評価でNo.1の人気ファクタリング会社

また、法人企業だけでなく、個人事業主・自営業者の利用も可能や、債権譲渡登記が不要など、かなり利用しやすく、メリットの多いファクタリング会社です。

どこに相談するか悩まれるという方は、とりあえずビートレーディングも加えておかれるのがおすすめです。

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MSFJ

MSFJのファクタリングサービス

最大買取可能額:5,000万円

MSFJは、法人・個人事業主のどちらでも利用できるファクタリング会社

5,000万円までの大口ファクタリングはもちろん、100万円未満の小口ファクタリングにも積極的に対応してくれます。さらに、100万円未満のファクタリングならスピード審査・即対応が可能ですので、即日資金調達できる可能性も高いのが特徴です。

 

MSFJの特徴

MSFJの特徴はファクタリング手数料比率が明確であることです。

業界トップクラスに低い水準でもあるため、安心して利用できます。

MSFJのファクタリング手数料の基準は以下となります。

<MSFJの特徴>

商品種類プレミアムファクタリングクイックファクタリング
調達可能額(上限)5,000万円300万円
ファクタリング手数料1.8%~6.8%3.8%~9.8%
審査スピード最短1営業日原則1営業日

 

MSFJのプレミアムファクタリングならファクタリング手数料は最大でも6.8%。

もちろん、MSFJでは2社間ファクタリングの利用も可能ですので、取引先に知られることなくファクタリングを利用できます。このMSFJのファクタリング手数料率の水準は業界トップクラスです。

 

さらに、ファクタリング会社のなかで、手数料率の上限を示している会社はMSFJを除いてほとんどいません。手数料率の上限を示しているのは、MSFJがかなり信頼できる会社の証拠と言えるでしょう。

 MSFJへの相談は以下のリンク

MSFJのファクタリング
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適用金利・手数料など

1.8%~9.8%(ファクタリング手数料率)

所要時間

最短1営業日での現金化

その他優遇など

手数率は業界最低水準で審査通過率90%

資金調達限度額

30万円~5,000万円

利用できる方の条件

個人事業主・法人ともに可能

 

ウィットのファクタリング

ウィットなら非対面でファクタリングが利用できる

ウィットは面談不要・来店不要のファクタリングサービス

 申込・相談はこちらから

ウィット
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☆ウィットのファクタリング
☆小口専門のファクタリング会社
☆全国対応可能(来店不要)

適用金利・手数料など

非公表

所要時間

最短即日での資金化可能

その他優遇など

2社間・3社間ファクタリングも利用可能

資金調達限度額

少額での利用可能(下限なし)

利用できる方の条件

個人事業主・法人ともに可能

 

中小企業金融サポート

中小企業金融サポートの郵送ファクタリングなら来店不要

郵送で手続き完結のファクタリング

 申込・相談はこちらから

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☆審査回答は最短30分

適用金利・手数料など

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所要時間

即日での資金化可能

その他優遇など

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資金調達限度額

非公表

利用できる方の条件

個人事業主・法人ともに可能

 

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まとめ

赤字でも銀行から融資を受けられる可能性は十分にあります。

しかし、赤字で融資を受けるためにはいくつかの条件などがあります。赤字の要因が解消される見込みが高いことや、事業自体が成り立っていて黒字化する見込みが高い場合などです。そのためには、経営者自身がきちんと経営を把握し将来の収支計画を考えている必要があります。

 

いずれの場合であっても、担当の銀行員を納得させるだけの根拠を持っている必要があります。

 

まずは、赤字になっている原因を突き止め、改善する案を考えてみて下さい。改善されればその後どのように収支が変化していくのかも根拠をもって説明できるようにしておきましょう。そうすれば、例え赤字であっても融資を受けられる可能性は高くなっていきます。

 

 

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