カードローンの借入件数が増えてしまって、首が回らなくなっていませんか?そんなときの救世主になるのが「おまとめローン」です。おまとめローンなら借金の返済を行いやすくすることができます。

 

しかし、おまとめローン選びを間違えると借金の返済もうまく進みません。それどころか審査にも通りにくくなることがあります。今回はイオン銀行のフリーローンがおまとめローンとして使えるかの解説です。

 

 

おまとめローンってなに?

そもそも、おまとめローンがどういったものかご存知でしょうか?最初に、おまとめローンの商品説明や、活用するにあたってのポイントを解説します。

 

借金を一本化する

おまとめローンとは、複数の金融機関からのカードローンなどの借入を1つの借入先にまとめることです。

複数の借入先をまとめて一本化することで、借金の借入金額もわかりやすくなるだけでなく、返済場所も一つになるので、返済の手間暇も削減できます。そのため、複数のカードローンを利用していて、借金返済を効率化したいと希望している方は大きなメリットを受けられます。

 

なお、現在ある複数件の借入を、他の借入商品を利用して一つにまとめるための借り換えですので、「おまとめローン」と呼んでいます。おまとめローンは他にも単に借り換えローンと呼ぶこともありますし、一本化するための借入として一本化ローンなどと呼ぶこともあります。

 

おまとめローンの主な対象となる借入は、カードローンやマイカーローンなどで、金利水準が10%前後となる比較的高めの借入となります。借入は銀行や、貸金業者(消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど)のどちらから行っていても対象にすることができます。

 

おまとめローンの注意点

おまとめローンは複数の借入がある方が借金返済を進めていくために活用する借入です。おまとめローンをうまく使えば、手間暇を削減したり、借金返済を行いやすくなるなどのメリットがあります。

 

しかし、おまとめローンを利用する際には注意しておくこともあります。そのなかでも大きなポイントの1つが、カードローンの反復して追加で借入できる機能が失われることです。カードローンは契約限度額の範囲内で何度でも借入・返済を行うことができます。そのため、いざという時の借入手段として重宝されます。

 

一方、おまとめローンは、最初に借入して、既存借入を完済後は返済のみを行う融資になります。返済が進んで、借入残残高が減少したからといって、再度借入しなおすということができます。

 

そのため、おまとめローン利用後に追加借入を希望する場合、あらためて借入申込や審査を経たうえで借入する必要があります。もちろん、将来の審査に通る保証はありませんので、審査に落ちて借入できないということもあります。

 

おまとめローン利用の注意点

 

おまとめの目的は?

いつでも利用したいときに利用できるカードローンの方が、万一の備えにもなりますので、おまとめローンよりもメリットが大きく感じますよね。ではなぜ、おまとめローンを利用する人が多いのでしょう?

おまとめローンを活用するメリットを整理してみましょう。

 

<おまとめローンにすることのメリット>

おまとめローンを利用することには数多くのメリットがあります。メリット整理してみましょう。

 

1.管理しやすくなる

借入先が1社にまとまるので、残高や返済額が解りやすくなります。諸届などの連絡が必要になる際も、1社だけに連絡すれば良くなりますので、大変楽になると考えられます。

 

2.返済が楽になる

借入先が複数あると返済日や返済できる無料ATMも異なってしまい、返済手続きが面倒になります。おまとめローンにまとめることで返済日も返済手続きも、1回で済むので、返済が楽になります。

 

3.返済額自体を減らせる

現在の借入中のカードローンなどの金利より、低金利のおまとめローンに借り換えできれば、支払が必要な利息が少なくなります。利息が減ることで毎月の返済額も減り、返済総額を減らすことができます。

 

4.返済期間を延ばせる

おまとめローン借入時には返済期間の延長ができます。おまとめローンは、銀行や消費者金融毎でも条件が異なりますが、それぞれが設定する借入期間内で、ご自身にあった借入期間を選択できます。

 

借入期間を長く設定すれば、毎月の約定弁済に含まれる元金を減らすことができますので、返済負担も楽になります。

 

イオン銀行の特徴は?

それでは、今回の本題であるイオン銀行のフリーローン(イオンアシストプラン)をおまとめローンとして利用できるかについて解説していきます。

 

イオン銀行の場合、おまとめローンの専用商品がないので、代わりにフリーローン(イオンアシストプラン)をおまとめローンとして利用することになります。事業性資金として使うのはだめですが、他の目的であれば資金使途は自由であり、フリーローンの条件に当てはまるので、他の金融機関でいう“おまとめローン”と同様に利用することができます。

 

イオンアシストプランの借入上限額は、30万円以上~700万円までの範囲内と決まっています。また、イオンアシストプランが適用される金利は、審査をした結果3.8%~13.5%(年率)までの範囲の中でイオン銀行が決定します。借入希望者は、イオン銀行から提示される審査結果や、金利水準などをもとに、実際に借入するかどうかを決定します。

 

イオン銀行カードローンの特徴

 

金利の低下効果はある?

イオン銀行のフリーローンの場合、他のカードローンやおまとめローンと比べて、金利水準のメリットはあるのでしょうか。

 

一般的なカードローンの水準は以下となります。

①銀行のカードローンは14%台

②消費者金融のカードローンは18%前後

 

銀行の場合で、14%台まで、消費者金融のカードローンで18%というのが、一般的なカードローンの上限金利です。そのため、カードローンを上限金利で利用している方は、イオンアシストプランへ借り換えることで金利低下を見込め、おまとめローンと同じ仕組みで返済額が減らせる可能性があります。

 

しかも、イオン銀行の場合、最大8年まで借入期間を延長できるので毎月の負担額を減らすことができます。支払い期間を延ばしたい人にも、ぜひ利用したい商品です。

 

イオンアシストプランでおまとめするデメリット

イオン銀行をおまとめローンとして利用する場合に考えられるデメリットについても確認しておきましょう。

 

1.手数料がかかる

イオンアシストプランで契約成立すると、2,700円の事務手数料がかかります。2,700円とは言え、返済や利息以外にお金が必要となることはデメリットになります。

 

2.返済期間延長は利息が増える

返済期間を長期化することで支払う利息も増加する可能性があります。借り換えたところで、いくら金利が低い商品であっても、返済期間を延長することは、最終的に支払う借金額が増える可能性を増加させます。おまとめローンを長期間で借入すれば、毎月の返済額は低く抑えられますが、完済するまでに支払う総額は増加する可能性があることを理解しておく必要があります。

 

イオン銀行カードローン

 

審査のポイントは?

おまとめローンは一般的に、カードローンなどよりも審査が厳しいと言われています。こおでは、イオンアシストプランに申込できる方の条件や、審査基準を確認します。

 

申込できる要件は?

イオンアシストプランの申し込みできる方の条件として、以下が設定されています。

1. 日本国内に居住していること / 外国籍の方については永住許可を受けている人

2.満20歳以上で満60歳未満の人(契約時点)

3.イオン銀行に普通預金口座をお持ちの人

4.安定かつ継続した収入が見込める人(原則、前年度の税込年収が200万円以上)/ 200万以上の年収を必要としている条件はかなり厳しい審査基準です。

5.年金受給者・学生は利用不可(利用できる人に制限をかけています)

 

上記5つの項目を全て満たす必要があり、加えて保証会社であるオリックス・クレジット㈱の審査が必要になります。この5つの項目を満たしていないと、審査する受けることができませので、最低限確認したうえで申込するかどうかを確認するのが良いでしょう。

 

イオンのフリーローンに申込できる方の条件として、雇用形態に制限はないので、パートやアルバイトなどの非正規社員でも申込対象になります。しかし、前年の税込年収が200万円未満の人は借入どころか申込すらできません。

 

審査は別途必要

借入のときは、どこでもそうですが、借入要件を満たすだけでなく審査通過することも必要です。審査の際に、重要となる基準を確認しておきましょう。

 

イオン銀行のフリーローンでは、借入審査において個人信用情報を確認して返済能力を評価する審査が行われます。個人信用情報というのは、信用調査会社を通じて得られる情報であり、借入申込人の以下の情報を確認することができます。

1. 借入の種類(カードローン、証書貸付など)

2. 今現在の借入中の件数

3. 今現在の借入中の借金額

4. 過去の返済延滞履歴

5. 債務整理の履歴

6. 個人信用情報を確認された履歴(およそ6ヶ月以内)

個人信用情報とは、以上のような情報が確認できるものです。

 

“借りたものは返す“が大前提ですので、返済遅延履歴や債務整理履歴(一般的に事故情報などと呼ばれます)があると審査通過は、非常に厳しくなります。

 

加えて審査では、年収・勤続年数・家族構成などの情報を利用し、信用力を評価されます。安定した収入が見込めるのか?お金がかかる子供がどのくらいいるのか?毎月の支出額はどの程度なのか? などが審査されます。すべて収入と支出のおおよその計算をもとに、返済できるかどうかを審査されているのです。

 

おまとめ時の注意点

イオン銀行のフリーローンは、おまとめローンと同様に審査が厳しい商品ですが、金利の低下ができれば、返済額を減らせる素晴らしい商品です。

 

しかし、利用方法を誤ると、返って支払額を増やしてしまいかねない危険なデメリットもあります。毎月の支払いを減らすために利用するはずなのに、逆に負担が増えるなんて怖いですよね。

 

おまとめローンで最も注意したいのは、「借入期間を延長」することです。期間が長くなれば、おまとめローンの毎月の返済額が減る分、支払利息は増えます。

 

結果、借金の総支払額は減るどころか増えてしまうことがあります。毎月の負担額は減るので、借金自体が減ったかのような錯覚をしてしまいがちですが、総支払額が増加してしまうという「おまとめローンの失敗」につながる可能性があります。失敗すると損するので、気を付けたいところですね。延長できても、長期化させ過ぎない事が大切です。

 

なお、おまとめローンを利用するにあたっては、事前に弁護士などの専門家に相談してみるのもおすすめです。専門家に相談することで、上記のようなおまとめローンの失敗を防ぐことも期待できます。

 

<おまとめローンの前には専門家に相談した方が良い?>

おまとめローンを借入する前には専門家に相談した方がいいかも!?

 

イオンのメリット・デメリット

最後にもう一度、イオン銀行のフリーローンをおまとめローンとして利用するときのメリット・デメリットについての整理です。

 

イオンのメリット

1.上限金利13.5%までなので、おまとめローンで売りにしている金利が低いのが特徴です。

金利が低いということは、借金返済額も減る可能性が高くなります。

 

2.イオン銀行は、ネット申込と郵送申込で手続きできるので、わざわざ店舗へ行く必要がありません。

 

イオンのデメリット

1.2,700円の契約事務手数料が必要

借入額によれば、2,700円も支払利息の一部に充当できる十分な金額です。

 

2. 審査が厳しい

雇用形態は問われませんが、パートやアルバイトの方にとって、前年度税込み年収200万円以上というのは、かなり高めの水準であると考えられます。そのため、イオン銀行の審査基準に合わず、利用できないという利用希望者もいるでしょう。

 

イオン銀行カードローンのメリット、デメリット

 

 

その他のおまとめローン

イオン銀行のフリーローンは、金利も低く、おまとめローンとして役立つ商品です。しかし、審査基準は少し厳しめとなりますので、審査に通らなかったり、必要な金額を借入できないということも多々あります。

そんな時に利用できる可能性のある「おまとめローン」商品をご紹介します。

 

アコムのおまとめローン

 

消費者金融大手のアコムでも「おまとめローン」を取り扱っています。アコムの一本化商品は、「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」です。

 

アコムの一本化の特徴は、「貸金業者債務の借り換え」に限定されることです。貸金業者とは、消費者金融や、クレジットカードのキャッシング、信販会社からの借入のことです。銀行カードローンなどは対象となりません。通常、アコムからの借入は、銀行からの借入よりも金利が高くなるので、対象とならないのです。

 

そして、アコムの一本化は、「貸金業法に基づく借り換え」であるため、総量規制の制限を受けずに借入が可能です。一本化の対象となる借金が、年収の3分の1を超えてしまっていたとしても、総額の一本化に使用することができます。

 

<アコムの基本情報>

適用金利7.7~18.0%
借入可能額(最大)300万円
貸金業法対応
借り換え対象貸金業者債務

 

アコムカードローン
4.8

☆土日でも借入可能
☆24時間申込受付
☆三菱UFJフィナンシャル・グループ
*おすすめ度は当社独自評価による

借入可能額(最大)

800万円

適用金利・手数料など

3.0%~18.0%(実質年率)

所要時間

審査は最短30分、最短即日借入も可能

その他優遇など

最大30日間金利0円

 

 

<関連記事:アコムからお金を借入する方法>

消費者金融・アコムからお金を借入する方法とそのメリットをご紹介します!!

 

 

プロミスの一本化

プロミスならお得にカードローンが利用できる/きっちり30日間無利息

 

アコムでの借り換えと比較的、良く似た一本化商品として、プロミスがあります。プロミスのおまとめローンも、「貸金業法対応」であり、さらに、「貸金業者債務」の一本化商品となります。

 

<プロミスの基本情報>

適用金利6.3~17.8%
借入可能額(最大)300万円
貸金業法対応
借り換え対象貸金業者債務

 

プロミス
4.85

☆WEB申込なら来店不要で申込完結
☆郵送物不要、WEB完結で誰にも知られず申込可能
☆24時間申込可能
☆2020年オリコン ノンバンクカードローン部門第1位

借入可能額(最大)

500万円

適用金利・手数料など

4.5%~17.8%(実質年率)

所要時間

最短即日

その他優遇など

30日間利息0円(初回利用日から30日)

 

 

<関連記事:プロミスで即日借入する方法>

プロミスで即日借り入れするのに大切なこと!!ポイント徹底解説

 

 

中堅消費者金融での一本化

意外と知られていないおまとめローンに、中堅消費者金融の商品があります。中堅消費者金融のなかには、大手に負けない金利水準であり、かつ、審査にも通りやすいという使い勝手の良い消費者金融があります。

 

通常、知名度の高くない消費者金融は、「本当に利用して大丈夫?」と不安になることが多いのですが、「業歴が長く」、「しっかりとした本店を持って営業している」、「正規の貸金業者」であれば、利用しても安全です。現在、貸金業者に対する規制は厳しくなっており、正規の登録を受けている貸金業者は違法な営業を行っていないことをしっかりと監督されています。

 

中央リテール

「おまとめローン」専門の貸金業者に「中央リテール」があります。中央リテールは、東京都渋谷区に本店を置き、業歴15年(2019年2月現在)となる正規の貸金業者です。

 

おまとめローン専門ということもあり、おまとめローンの借入条件は、銀行や、大手消費者金融にも負けない水準で、金利は高くても13.0%までとなります。銀行のおまとめローンの平均的な金利は14%台、大手消費者金融は18%です。中央リテールの金利は相当に低い設定となっています。

 

 

 

審査に通りやすいことも魅力であり、銀行などの審査に落ちた方でも、申込できるメリットがあります。中央リテールは、中堅消費者金融ではありますが、決して銀行や、大手消費者金融にも負けない商品性と言えます。特に、おまとめ後の適用金利が上限13.0%までとなるのは大きなメリットです。借り換えで支払利息を減少できる可能性が高くなります。

 

<中央リテールの基本情報>

適用金利10.95~13.0%
借入可能額(最大)500万円
貸金業法対応
借り換え対象貸金業者債務

 

 

中央リテールへの申込

中央リテールは、▼のリンクから、インターネット経由での簡易相談が可能です。

中央リテール



☆中央リテールのおまとめローン
☆おまとめローンの老舗会社
☆中堅消費者金融ですが業歴も長く安心

借入可能額(最大)

500万円

適用金利・手数料など

10.95%~13.0%(実質年率)

所要時間

審査まで2時間、融資実行まで最短1日

 

 

 

U-Finance(㈱UCS)

こちらも東京都に本店を置く、正規の貸金業者(消費者金融)です。U-Financeは、業歴12年を超える、大口金額に対応できる消費者金融になります。U-Financeは、最大700万円までの大口金額を、7.3%~15.0%までの金利で借入できます。もちろん、借金の一本化にも対応しています。

 

大手消費者金融の借り換え専用ローンの上限金利は18%程度に設定されていますので、U-Financeは、3%低い設定になっています。金利が重要な借金の一本化において、有利な一本化商品となります。

 

<U-Financeの基本情報>

適用金利7.3~15.0%
借入可能額(最大)700万円
貸金業法対応
借り換え対象貸金業者債務

 

 

▼ U-Financeへの申込はこちら

 

 

まとめ

イオン銀行のフリーローンは、おまとめローンと同様、金利が低いうえ、借入限度額も高く利用できる人にとったら、とてもメリットの大きい商品です。

 

ただし、最大の注意点としては、おまとめローンは、借入期間を延長しすぎると返って総返済額が増えてしまうこともあるので十分確認が必要です。

 

 

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